ものを落とした際にできてしまう、フローリングや家具のへこみ傷は、案外目立ってしまうもの。でも補修材さえ手に入れば、自分でもほぼ元通りに補修することができます。
気になる傷は連休のうちに直してしまいましょう。

ここではDIYアドバイザーの嶋崎都志子さんに、へこみ傷の補修方法を教えてもらいました。

フローリングの“へこみ傷”補修方法をご紹介!

●1:カッターとスプーンで傷の凸凹をならす

カッターとスプーンで傷の凸凹をならす
すべての画像を見る(全7枚)

ものを落とすなど上からの衝撃でできたへこみ傷。

まずカッターで傷部分のささくれを削り取り、次にスプーンの背の先を使って傷の縁を押し、なだらかにします。

●2:ドライヤーで補修剤を溶かす

ドライヤーで補修剤を溶かす

フローリングに合う色のクレヨンタイプの補修剤を選び、先端をドライヤーの熱で温めてやわらかくします。

キズ職人

触ってわかるくらい深い傷を埋めるには、クレヨンタイプの補修剤が最適。ドアや家具のへこみ傷の修繕にも使えます。

●3:補修剤でへこみを埋める

補修剤でへこみを埋める

やわらかくなった補修剤をへこみの内側に押しつけるようにして埋め、補修剤がなじむまで30秒ほどおきます。

「長くおくとかたくなりすぎるので、短時間で次の工程に移って」

●4:カードで表面をならす

カードで表面をならす

不要なプラスチック製カードを使って、余分な補修剤をこそげ取ります。さらに古布でこすり、補修剤を周囲となじませます。

●5:補修ペンで木目を描く

補修ペンで木目を描く

フローリングより少し濃い色のペンタイプの補修剤で、埋めた部分の上に木目を描きたし、最後にハンドクリームを別の古布に少量取ってなでるようにすり込みます。

へこみ傷も修復!

補修後すぐは色落ちしやすいので触らないようにしましょう。

※この特集で紹介している補修用品のなかには、建材や家具の素材によっては使用できないものが含まれている場合があります。取扱説明書や注意書きを事前に確認してください。

※補修用品は、目立たないところで試してからお使いください。