これからクリスマスや年末年始に向けて、ホームパーティの機会が増えていきます。どんな料理やテーブルセッティングにするか、今からワクワクしている人も多いのではないでしょうか。せっかくのパーティでは、お酒も普段のビールやチューハイではなく、写真映えするおしゃれなものを用意したいもの。でも高価なお酒は手が出しにくいし、気のおけない女子同士で、気軽にわいわい楽しめるお酒があったら…。そんな思いをかなえるふたつのリキュール、おなじみの「カンパリ」と、海外で人気爆発中の「アペロール」の発表会があると聞き、ESSE編集部が潜入してきました!
さっぱりした飲み口が料理にぴったり!簡単なカクテルのつくり方も教わりました
まずはカンパリの説明を。こちらはほろ苦くほのかに甘い、ハーブが香る赤いリキュールです。1860年生まれと歴史は古く、ジンとヴェルモットと合わせた「ネグローニ」や、グレープフルーツジュースとトニックウォーターで割った「スプモーニ」などは、カンパリを使った有名なカクテル。パッと目を引く赤いボトルに見覚えのある人もいるでしょう。
アペロールは、オレンジをベースにしたリキュール。「アペ」という名前が示すとおり、食習慣であるアペリティーヴォ(食前酒)に特化したライトなリキュールとして開発されたそうで、アルコール度数は11%。オレンジの軽やかな甘さとすっきりしたあと味が特徴です。日本ではまだあまりなじみのないアペロールですが、じつはヨーロッパの若者のあいだで大流行中。世界での販売数量は、2012年から2016年の4年間で、約140%も増えているそう。とくにアペロールを使ったカクテル「アペロールスプリッツ」は大人気で、BBCのドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』などで知られる俳優のベネディクト・カンバーバッチもお気に入りなのだとか!
リキュールというと敷居が高く感じてしまいますが、炭酸水やトニックウォーターなど、身近に手に入るものでさっと割るだけで、立派なカクテルのできあがり。さっぱりと飲みやすいのでどんな料理にもあううえ、アルコール度数も抑えられるので、普段そんなにお酒を飲まない人にも親しみやすいのです。
会場では、実際にカクテルづくりを体験できるカウンターが。さっそくチャレンジしてみました!
●カンパリトニック
グラスの半分くらいまで氷を入れたら、30ccのカンパリを注ぎます。
お好みにあわせて、トニックウォーターを適量注ぎます。カットしたライムをしぼって加えたら完成です。
●アペロールスプリッツ
先ほどのカンパリトニックと違い、こちらはワイングラスに氷をたっぷり入れて、スプマンテ(スパークリングワイン)をグラスの1/3ほど注ぎます。
さらにアペロールを同量注ぎ、薄くスライスしたオレンジを加えて完成。さっぱりした飲み口が好みの人は、少しだけソーダを加えてもOKです。
飲み比べてみましたが、う~んどっちもおいしい! カンパリトニックは独特の苦味があるのですが、口の中がすっきりして、食欲が増す気がします。アペロールスプリッツはさわやかに甘く、アルコール度数も低いので、お酒だということを忘れてくいくいと飲んでしまいます。そしてなんといっても、両方とも色がきれい。赤やオレンジは食材にも多い色なので、色をリンクさせたお料理と並べたら、華やかに見えること間違いなし。カンパリにはトマト料理、アペロールにはカボチャやニンジンの料理…と空想がふくらみます。とくに赤いカンパリは、クリスマスパーティの食卓に絶対映えそう!と思いました。
新しいもの好きの大人女子にウケること間違いなしの、カンパリとアペロール。グラスや氷をテーブルに並べて、みんなでバーテンダーごっこしても楽しそうです。ぜひこの冬のパーティに登場させてみてはいかがでしょうか。