幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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温かいお茶をお供に、思わず和む優しい和菓子!秋のおやつはクセになる!

食欲が止まらないこの季節。おやつの時間には、おいしい和菓子と温かいお茶を楽しんでいます。今日はモチモチ食感がクセになる、お気に入りの和菓子を3つご紹介しますね。

●栗の食感がアクセントになった「甘仙堂の栗ゆべし」

甘仙堂の栗ゆべし

まずは、栗がおいしい秋ならではの和菓子、甘仙堂の「栗ゆべし」。ゆべしは私の母がとても好きで、それをもらって食べてから、私も大好きになりました。いつもはクルミのゆべしを買いますが、この日は季節限定の栗ゆべしに。どんな食感なのかなぁとわくわくしながら、いただきます!

モチモチとホクホク、なんだか新鮮な組み合わせです

もち米でつくられた生地はもっちり、甘すぎないホクホク食感の栗がよく合います。モチモチとホクホク、なんだか新鮮な組み合わせです。

●紅白カラーがかわいい「舟和本店のすあま」

舟和本店のすあま

イモようかんで有名な舟和本店の「すあま」もお気に入り。お祝い事のイメージがあるすあまですが、上新粉の優しい甘さはおやつとしても優秀。わが家の娘たちも大好きで、和菓子屋さんで売られていると「すあま食べたい!」と必ずねだられます。ふたりともピンク色が好きなので、私が食べるのはいつも白いすあまです(笑)

●思い出の味にそっくり!「にしき堂の生もみじ」

にしき堂の生もみじ

こちらは、広島のおいしいお菓子「にしき堂の生もみじ」。もち粉と米粉を使ったモチモチ食感のもみじまんじゅうです。包みを開けてみるとかわいい鹿の焼き印が。

私が住んでいた小さい頃には、まだ「生もみじ」はなかったのですが、似た商品で「やき餅咲ちゃん」という商品が売られていて、モチモチのおまんじゅうってこんなにおいしいのか!と感動したことを思い出します。

温かいお茶がおいしい季節、お気に入りのお菓子と一緒にゆっくりいただいて、幸せいっぱいに満たされてくださいね。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、

toiro

を始める。 著書に『

「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)

』(主婦と生活社刊)、『

パウンド型で焼けるおいしい食パン

』(家の光協会刊)、『

あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり

』(アノニマスタジオ刊)などがある。