地震の場合、揺れが落ち着いたとしても、断水して水道がしばらく使えないということがあります。熊本地震の際も、自衛隊が野外入浴セットを用いて被災者の入浴を支援する、という報道がありました。被害で落ち込んでいるところに、体もベトベトしていると気分はさらに憂うつに。災害を乗り切ろうという前向きな気持ちも萎えてしまいます。

こんなときはどうすればいいの?ESSEでは、警視庁災害対策課を取材。じつはこちらの部署では、2013年1⽉からツイッターで災害時に役立つ、身近な物を使った裏ワザや防災に関する情報を発信しているのです。頼りになるアイデアがたくさんあるとコメントするのは、警視庁災害対策課の渋谷誠さん。

「ツイッターで発信している裏ワザは、災害対策課に所属する75名が自ら考えたものやネットの情報からヒントを得ています。家庭で実際に実験し、効果があると認められたものを紹介しているので、ぜひ参考にしてください」

警視庁災害対策課の渋谷誠さん。
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ひんやり気持ちいい!ボディシートのつくり方

今回、ESSEが教えてもらったのは、ハッカ油を使ったボディシートのつくり方。タオルを濡らして体をふくと、思っている以上にたくさんの水が必要。でも、このボディーシートなら、少ない量の水でもOKです。さっそく、つくり方を見てみましょう。

ボディシートのつくり方
[用意するもの]

・保存袋 1枚
・キッチンペーパー 適量
・水 適量
・ハッカ油 2、3滴

まずはキッチンペーパーをそれぞれ四つ折りにし、保存袋に入れます。

まずはキッチンペーパーをそれぞれ四つ折りにし、保存袋に入れます。

次に、キッチンペーパー全体を浸すように水を入れます。

次に、キッチンペーパー全体を浸すように水を入れます。

2、3滴ほどハッカ油を入れます。入れすぎると肌への刺激が強いので、慎重に。

2、3滴ほどハッカ油を入れます。入れすぎると肌への刺激が強いので、慎重に。

袋の上から手で押さえ、全体が湿るように調整してください。

最後に、袋の上から手で押さえ、全体が湿るように調整してください。これで完成!

すーっとした香りが心地よく、市販のボディシートと遜色なく使えました

さっそくESSEが試したところ、すーっとした香りが心地よく、市販のボディシートと遜色なく使えました。1回に使うハッカ油は2、3滴なので、ハッカ油がひとつあれば、繰り返しつくれて経済的なのもうれしいですね!残暑を乗り切るアイテムとして、ぜひ活用してください。