気づくと夏も終わり、秋服の出番が増えて、夏じゅう活躍したお気に入りの夏服も「しまい洗い」の時期です。
「しまう前には、汗と皮脂の汚れをしっかり落としましょう」と語るのは、家事代行サービス・タスカジに所属する、カリスマ家政婦のステラさん。日ごろから一般家庭のお悩みに向き合っている家政婦さんとして、家で簡単にできる夏物のケアとしまい方を聞いてきました。
「色の薄いおしゃれ着」のケア&しまい方
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ESSEの読者アンケートでは、「翌年出すと黄ばんでいることが多い」という声が圧倒的だった、薄い色の夏服。「落としきれていない汗や皮脂が原因です。洗剤だけでなく酸素系漂白剤も一緒に使って汚れを一掃して」とステラさん。正しいやり方を順に見ていきましょう。
(1)洗剤と漂白剤をとかしたぬるま湯でつけおきする
30~40℃の湯に、おしゃれ着用洗剤と酸素系漂白剤をつけおきの規定量入れて溶かし、そこに20分ほどつけおきします。酸素系漂白剤は色柄ものにも使えるので、色落ちの心配はありません。
(2)汗をよくかいた衿や脇を部分洗いする
つけおきが終わったら、汚れの集中スポットである衿や脇をもみ洗いし、汚れを落ちやすくします。古歯ブラシでこすってもOK。
(3)洗濯用ネットに入れドライコースで洗う
汚れた部分が外側になるようにたたみ、洗濯ネットへ。おしゃれ着用洗剤と酸素系漂白剤を使って、洗濯機のドライコースで洗います。
(4)厚みのあるハンガーで日陰干しする
型崩れ防止のために、厚みのあるハンガーにかけ、風通しのいい日陰に干します。しっかり乾かすことが大切です。
(5)ボックスに乾燥剤と防虫剤を入れて保管
しっかり乾いたら、密閉度の高い収納ボックスなどで保管を。その際、乾燥剤は湿気がたまりがちなボックスの下に、防虫剤は成分が上から下にいきわたるよう衣類の上に入れ、ふたをきちんと閉めておきましょう。
ESSE10月号では、ゆかたやカゴバッグ、扇風機など、夏の終わりにしまいたいもののケア方法としまい方をより詳しく解説しています。ぜひこちらもチェックを。
※注意事項衣類の素材や絵表示を必ず確認して、自宅でお手入れできるか事前にチェックしてください