夏のセールに、店頭に並ぶ秋冬物と、新しい服に目移りしがちな時季。でも「新作だから」「トレンドだから」というだけで、あまり考えずに洋服を買っては、結局使いこなせずに、タンスのこやしになってしまうことも。『家事がラクになるシンプルな暮らし 持たない ためこまない 使いまわす』の著者である中山あいこさんは、丁寧でシンプルな暮らしのアイデアをさまざまなメディアで発信。ファッションに関しては、「気に入ったものを長く使う」という姿勢を貫いています。少ない服をすてきに着こなしながら、「でも、おしゃれを我慢することはしていません」。マネしたくなるワードローブや着回し術を、中山さんに伺いました。あわせて、着古した服のリメイク術なども!

ひとつで何役もこなせる服を愛用して、暮らしの無駄を少なく!

出ていくお金に執着するのではなく、スマートにやり繰りして暮らしの無駄を少なくすることを楽しんでいるという中山さん。「それにものが少なくなると、管理やメンテナンスも減りラクに。片づけや掃除もやりやすくなります。ストレスが減っていいことずくめですよ」。

●年じゅう着られる服をしっかり着倒す

服は少数精鋭。本当に気に入った、着回しの利くものだけに絞っています。「真夏と真冬にしか着られないものは持ちません。バッグや靴などの小物との組み合わせで、少ない服でも、いくとおりものおしゃれが楽しめます」。

基本のトップス&ボトム

トップスは流行に左右されないベーシックな色と形を
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トップスは流行に左右されないベーシックな色と形をセレクト。「肌触りがよく、洗濯にも強い綿素材が好きです」。

便利なボーイフレンドタイプ

パンツは2本とも細すぎず太すぎず、便利なボーイフレンドタイプ。「カジュアルな靴にもヒールにも合います」。

シワが気にならないデザインのスカート

スカートは、綿やリネンの素材で、どれもシワが気にならないデザインのものばかり。「冬でも、下にレギンスをはけば十分着られます」。

●お気に入りの服は子ども用品やバッグにリメイク

古着

長年着続けてボロボロになってしまった服は、お気に入りであるほど捨てられないもの。とくに柄が気に入っているものは捨てづらいですよね。「ウエスにするのも惜しい服は、傷んでない部分を使っていろんなものにリメイクします」中山さんが着ていた小花柄のシャツは、スタイやぬいぐるみ、くるみボタン、お手玉、ゴムバンドクリップへとリメイク。

お気に入りの服は子ども用品やバッグにリメイク

「赤ちゃん小物は少しの分量でつくれるので、いろんなものに挑戦しています」。新しい形に生まれ変わると、さらに愛着が増すそう。

色と柄が好きだったプルオーバーのシャツは、バッグへと変身

色と柄が好きだったプルオーバーのシャツ。これが、バッグへと変身!

バッグへと変身

「息子が気に入ってくれて、学校で教材を入れるのに使っています」。

●ダブルガーゼの手づくりストールで、おしゃれと実用の両方を兼ねる

ダブルガーゼの手づくりストールでおしゃれと実用

布屋で、かわいい柄のダブルガーゼの生地を見つけたら、手づくりストールにするのが好きだそう。

子どもの肌がけとしても便利

「薄手で汗も吸うし、日焼け&冷房対策として夏に使うのにぴったり。子どもの肌がけとしても便利です」。質がいいうえに、1枚1500円程度とお手頃です。

シンプルな白トップスもイメージが一変

色柄の違うもので、巻き方も変えると、シンプルな白トップスもイメージが一変。布端の横糸を抜いてつくるフリンジの長さも変えて楽しみます。