この春から新生活が始まり、以前と比べてご飯づくりの時間がとれないという方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、週末などのあいた時間におかずや食材を冷凍し、毎日の献立に活用すること。

「毎日のご飯づくりに便利に使え、子どもにも人気で、大人のひとりランチにも活躍するおかずやソースを冷凍しておくと便利です」というのは、自宅で料理サロンを開く傍ら、独自の冷蔵庫活用術を構築し、コツを紹介したブログが人気になっている福田かずみさん。

毎日活用でき、イザというときにも大活躍するおかずの冷凍方法を教わります。

冷凍庫に常備しておきたいおかずとソース

福田さんがいつも冷凍庫に用意しているのが、ミートソースやカレーといったおかず。干しシイタケや大根おろし、おからをおいしさを損なわずに冷凍し、解凍する方法も紹介してもらいました。

●ミートソースの冷凍方法

ミートソース
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1人ランチにも重宝するミートソース。「冷凍に回す分も考えて、いつもたっぷりつくります。パスタにからめるだけでなく、ドリアやグラタンをつくるときにもソースとして使えます」。コンパクトに冷凍する具体的な方法は、カレーの項目でご紹介します。

●カレーの冷凍方法

カレー

これも大量につくって冷凍ストックしておくと便利な一品。「ジャガイモは凍ると食感が変わってしまうので、冷凍分は、つぶしてから混ぜ込んでわからないようにしています」。

●薄く均一に!そして清潔に冷凍するコツ

軽量カップに保存袋

(1)軽量カップに保存袋、ポリ袋の順にかけ、中身を入れる。

空気を抜いてポリ袋ごと口を閉じる

(2)空気を抜いてポリ袋ごと口を閉じる。

バットではさんで冷凍する

(3)バットではさんで冷凍する。

冷凍用保存袋とポリ袋の二重構造

冷凍用保存袋とポリ袋の二重構造なら、保存袋を使い回せて経済的。袋の間に中身を書いた紙をはさんでも。

●干しシイタケの冷凍方法

干しシイタケ

水とともに冷凍用保存袋に入れ、冷蔵庫でひと晩じっくり戻してから戻し汁ごと冷凍。「冷凍する前に袋ごと水に沈め、しっかり空気を抜いておくと、風味を損いません」。

空気を抜いて冷凍

このように水に沈めると空気が目に見えます。しっかり抜いてから冷凍。

使うときは割って汁ごと

使うときは割って汁ごと。だしの風味ごと味わえます。

●大根おろしの冷凍方法

大根おろし

時間のあるときに大量に大根おろしをつくって冷凍。「適度に水気をきって平らに凍らせておくと、必要な分だけ折って使えます。おろす手間が省けるのはありがたい!」。

●おからの冷凍方法

おから

日もちしないおからも、平たく板状にして冷凍すれば長もち。

使うときはレンジでチン
使うときはレンジでチン

「使うときに、電子レンジにかけると、冷凍臭さが抜けます」。250gの場合、600Wで3分ほど加熱すればOKです。

●ブックスタンドを使って空間を仕きって見やすく

ブックスタンドを使って空間を仕切って見やすくする

板状冷凍した袋ものは、古いものを手前、新しいのを奥にして、判別しやすいように向きを変えて立てて収納。「手前と奥の間をブックスタンドで仕きっておくと見やすいですよ」。