夫婦仲は決して悪くなかった。夫には愛情をもって接していた。なのに、いつの間にか夫がほかの女性に恋をしてしまい、奪われてしまった…。離婚してしまったカップルにしばしば見られるこういった状況は、いったいどのようにして生まれるのでしょうか?
男女関係をテーマした著作を多く持つ女性ライターに、人気ドラマを例に分析してもらいました。
夫を奪われる妻の共通点!隙のない美人が多い
ドラマ版のときから、そのリアリティが反響を呼び主婦たちの熱い支持を得てきた『
昼顔』。続編となる映画も間もなく公開されますが(6月10日より)、この物語では、道ならぬ恋に落ちてしまう紗和(上戸彩さん)に憧れる一方で、夫を奪われる妻の立場の乃里子(伊藤歩さん)に共感する、という声もあったそう。
すべての画像を見る(全1枚)ライターの亀山早苗さんは、「『昼顔』のあの妻は、まさに夫がよその女性と恋に走りたくなるタイプ。すごくリアルな描写に驚きました」と言います。
「以前、婚外恋愛をテーマにした本をつくっていたとき、何人もの“夫を奪われた妻たち”に取材したんです。みなさん、身だしなみがきちんとして、キレイな方たちばかり。つらい経験を、きちんとした言葉づかいで取り乱すことなく話してくださいました。その方たちを見て思ったんです。“だから夫がよそに走ったのよね”と。きっと旦那さんは、一緒にいると息がつまるんだろうと思ったんです」
まさしく『昼顔』の乃里子タイプ!
「“ちゃんとしている妻”は、押しつけているつもりはなくても、無言のプレッシャーを夫に与えてしまうこともあると思うんです。案外、だらしないところのある妻のほうが、家庭がうまくいっているもの。会社帰りの夫に電話して『牛乳きれちゃったから買ってきて!』なんて頼むような妻のほうが、文句を言いつつも、夫は居心地のよさを感じるようです」
「私って、ちゃんとしすぎているかも…」と思うなら、「自分で自分を許してみるといいですよ」と亀山さん。
「そういう人って、自分にも厳しいはずだから。ときにはスーパーの総菜ですませてもよしとするとか、完璧じゃない日をあえてつくってみる。男性が求めているのは完璧な家よりも、おおらかな妻がいる家だと思うんです」
多少の手を抜いたほうが、愛される。夫をもつすべての女性に知ってほしい事実ですね。
まもなく公開される映画のノベライズ『
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