宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待を綴ります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
vol.25月組博多座公演『長崎しぐれ坂』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
『長崎しぐれ坂』は、轟悠(とどろきゆう)、湖月わたる、檀れいによって、2005年に星組で上演され好評を博した作品の再演です。幼馴染の3人の男女が、まったく違う境遇となって再会したことから起こる愛憎劇を、江戸末期の異国情緒あふれる長崎を舞台に描き出します。
また『カルーセル輪舞曲』は、華やかさと迫力のあるダンスを織り交ぜたショー。地球全体を軸にして回る回転木馬(カルーセル)に命が宿り、まるで輪舞曲(ロンド)を踊るように世界のどこまでもはてしなく駆け出して行くさまをイメージ。パリから出発して宝塚を目指す世界巡りの形式で、バラエティ豊かな数々の場面をお届けします。
下級生の活躍が楽しみな地方公演。キラッキラのレビューも最高!
月組前作の「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲」の熱が冷めやらぬうちの博多座公演。メンバーは半分になったものの、いいんだぁ、やっぱり。 長崎が舞台のお芝居で特別出演の専科の轟悠さんは熊本出身。今年は九州色強めの博多座でした。そんななか、研究科2年(6月から3年)の知人のお嬢さんがセリフをいただいて立派に演じててびっくり!
地方公演では下級生も活躍するので楽しみなんです。 そしてね、宝塚といえばレヴュー!「モンパリ」誕生90周年を記念しての「カルーセル輪舞曲」はキラッキラの派手派手の宝塚感満載のステージで客席も大いに盛り上がります!
今回のお席は二階だったのですが、客席降りで盛り上がってる一階席が少々うらましくもあったけど、二階席は全体のフォーメーションがよく見えてそれもまた楽しいんです。そして博多座は三階席があるんです。前の歌舞伎座とか海外の劇場にはあるんですが、かなり上からの観劇ってね、これがなかなか楽しいのであります。まぁつまり、どこから見ても楽しいってことなんですよね。
【山本浩未】
宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らすライフスタイルが、世代を超えた女性に支持されている。新刊「
おとな美人を作る「メイクの基本」」(宝島社刊)「
今治美肌タオル付き山本浩未のスチームON顔(おんがん)」(講談社刊)「
きれいは力」(幻冬舎刊)、「
美人メイク基本の“き”」(宝島刊)、「
同窓会で二番目にキレイになるには …」(小学館刊)など著書多数