じっとしているだけでも暑いこれからの季節、キッチンで火を使う料理はなるべく避けて、ラクにおいしいご飯を食べたいもの。
家事に仕事に子育てに大忙しの料理研究家・みきママさん曰く「わが家は食べ盛りの子どもたちがいるから、メインになるようなおかずが2品ないと、満足してくれないんです。夏にコンロをフル回転させるのは暑いし、段取りを考えるだけでも超ストレス(笑)」。そこで編み出したのが、フライパンを使いながら、同時進行で便利器具を使って調理すること。
みきママさんならではの、ラクしておいしい夏ご飯をつくる5つのコツを教えてもらいました。
タイマー機能付き便利器具でほったらかしている間に、フライパンでもう1品
●コツ1 フライパンは必須アイテム
「炒める」「揚げる」「蒸す」など、ひとつで何役もこなすフライパンは、夏であっても料理のマストアイテム。そのうえ「ボウルやお皿代わりにもできるから洗い物も減らせます」。
●コツ2 タイマー機能つき便利器具を活用
電子レンジやオーブントースター、炊飯器なら、タイマー機能がついているので、そばで様子を伺っている必要がありません。「タイマーが切れれば1品完成。ほったらかしている間、フライパン調理に集中できます。それぞれの器具の特徴を知って正しく使えば、ラクしておかずができちゃいますよ」。
●コツ3 できるだけ包丁を使わずに済む素材を選ぶ
野菜は、放り込めばよいミニトマトやオクラ、手でちぎれるキノコや葉野菜を使います。肉や魚はひき肉や切り身魚。「カットしたい場合はキッチンバサミなどを使えば、包丁いらずで調理できます」。
●コツ4 調味料をなるべく少なくする
調味料を出したりしまったりするのも面倒。「キムチやチーズなど、しっかり味の素材を上手に組み合わせれば、調味料いらずでも、うま味のある料理がつくれちゃうんですよ」。
●コツ5 洗い物が減る工夫をする
調理だけでなく、あと片づけもラクしたいもの。「肉はフライパンの中でキッチンバサミでカットするなど、まな板やバットを使わない工夫をします」。洗い物が1つ少なくなるだけでも、ラクさは違うはず。
猛暑が予想されていますが、そんな夏こそ、ラクしてつくったボリュームあるおいしい料理を食べて体力をつけたいもの。みきママさんは
ESSE7月号でも登場、同時調理におすすめの便利器具や「フライパン×ほったらかし同時調理」でつくる2品献立を紹介してくれています。こちらのチェックも。