脱いだものは洗濯カゴかクローゼットに直行!とシンプルに決められれば話は簡単。でも、1回着ただけでは洗わなくて、しかも、しまいこむ必要もない衣服って案外多いものです。そして、これらの服は散らかる原因になりがちに…。実際、ESSEの収納担当も取材をしていて、この悩みを抱える数多くの人に出合っています。
そこで今回、「脱ぎ捨てた衣服のしまい方」を知的家事プロデューサーの本間朝子さんに提案してもらいました。ちょっとした工夫で、服を清潔に保ちながらすっきり片づけられますよ。
脱ぎ散らかしがちな衣服は定位置を定めておけばすっきり!
●次の日も着るパジャマや部屋着は寝室にフックをつける
すべての画像を見る(全5枚)たたんだ布団の上や、ベッドにポイッと置きがちですが、おすすめなのは空中収納。「寝室のドアや壁、クローゼットに、フックをつけて引っかけます。カゴに入れてもよいのですが、においや汗がこもったり、中に埋もれて取りにくいのが難点。フックならたたむ手間がなく、家族が自分でかけてくれるのでラクチン!
着替える頃には汗も抜けます」。夫婦で使うなら、二股フックを使うと便利。
●一度着て洗わない服は“また着るゾーン”を設けてハンガーを用意しておく
カーディガンやパーカなどのはおりもの、ジーンズやスカートなど、毎回洗わない服は、床やソファに置かないよう専用のハンガーを用意しておくのがおすすめ。「掃除のたびに移動する手間がなく、シワにもなりません。
クローゼットに余裕があるなら、一角を“また着るゾーン”にして一度着た服をまとめておいてもいいし、和室に衣類をしまっている人なら、鴨居や長押に引っかけてもいいでしょう」。
●クリーニングに出す予定のものはクリーニング用袋を洗濯機近くに設置
普段の洗濯物に紛れてしまうと、洗濯時にいちいち仕分けて、クリーニング店に持っていくのもひと苦労。そこで大きな専用袋を用意。
「家族が服を脱ぐ脱衣所の洗濯機やそのそばに、紙袋やクリーニング店からもらった袋をかけておきましょう。クリーニング行きの服をポンポン放り込み、いっぱいになったら、そのまま玄関に運んでおき、お店へ出す準備を。仕分けや袋詰めの手間も削減できます」。
●アイロン待ちの服はアイロンの近くにスタンバイさせる
洗濯物を取り込み、アイロン待ちの服を仕分けするまではいいけれど、問題はそのあと。やろうと思いながら、つい放置していませんか?
「ソファや床の上に置きっぱなしはダメ。アイロンとアイロン台の近くに置きましょう。それもカゴなどに入れず、目立つように置くといいですね。いい意味で自分にプレッシャーがかかり、体が早く動きます」。