アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。
今回は、たくさん使ってまとめて洗う、アメリカ流のタオル活用アイデアをお届けします。

タオル
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増えがちなもらいもののタオル、どう活用している?

なにかともらうタオル、どうしてる?

「使うものだから」と、ちょっとしたギフトやお土産の定番になっているタオル。日本でもお祝い返しや引っ越しのあいさつ、粗品、景品、旅館宿泊の際などにもらうことがありますよね?

アメリカではタオルを買うと、バスタオル(大)、ハンドタオル(中)、ウォッシュクロス(小)がセットになっていることが多く、タオルセットをギフトでもらうと、もれなくこの3種類が家に入ってきます。

ややこしいのですが、アメリカのハンドタオルは日本の一般的なタオルのサイズで、ウォッシュクロスが日本の一般的な正方形タイプのハンドタオルのサイズです。

ウォッシュクロスはお風呂で顔や体を洗うためのタオルなのですが、わが家ではこれで体を洗う習慣はないので、たくさん余ってしまうんです。しばらくクローゼットに入れっぱなしとなっているタオルの山。どうにかできないかと考えていました。

しまい込んでいたタオルを可視化したら日常使いできるように

カゴにイン

クローゼットの中にあるタオルの存在をすっかり忘れてしまい、思い出したときに汗ふき用ハンカチ代わりに取り出すのみでした。出かける際にバッグに入れておいても、結局使わないままずっと入れっぱなしということも。

そこで、「外に出してしまえ!」とカゴに入れて、普段目に見えるようにしてみました。

必要なときにいつでも、ひとりでタオルを使える

すると、まず幼稚園に通う年齢の子どもが必要なときにいつでも、ひとりでタオルを使えるようになりました。バスルームで手を洗う、顔を洗う、水などをこぼしたときにふく。自立の一歩!

シンクやバスタブ回りの水気をこまめにふき取る

その使い終わったタオルで、シンクやバスタブ回りの水気をこまめにふき取るようにすれば、カビ防止にもなります。私自身も、自然に目につくためか、高頻度で使うようになりました。これはいいかもと、ほかのタオル類もクローゼットから外に出してみました。

タオルをシンク回りに並べておもてなしにも

そういえば、昔一緒に住んでいたアメリカ人のハウスメイトも、カゴにたくさんタオルを入れてキッチンに置いていました。毎年のように、クリスマス・ギフトのひとつとして、「使うものだから」とタオルをくれる義母も、1日にタオルを何枚も惜しげもなく使っています。

最近はついついペーパータオルを使ってしまっていましたが、使い捨てにしてゴミを出さなくても、家にあるタオルをもっと使えばいい。洗濯機でまとめて洗うのに、1枚も10枚も変わりません。なにより、何回も使い回ししないので清潔。

ホームパーティなどゲストが来るときには、あらかじめわかるようにシンク回りに並べておくと親切ですね。アメリカでそうしたお宅を訪れると、私も「おっ」と思いますし、タオルを共用させない気づかいに感動します。海外の高級なホテルやレストランでは、そうしたサービスを昔からしていますよね。

皆さんも見せるタオル収納と、どんどん使うタオル習慣、ぜひお試しを!

【Norikoさん】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~

』(海外書き人クラブ刊)