脱衣所で分別してネットに入れて、洗濯機で洗って、ベランダに干して、数時間後に取り込んで、和室でたたんでしまうなど、意外と工程が多くて面倒な洗濯。洗濯ものが増えがちなこの時期に、もっとラクにできる方法を知りたい!という読者の声に応えて、一連の作業を効率よく行うための工夫を、知的家事アドバイザーの本間朝子さんに紹介してもらいました。
本間さんが提唱するのは、家事スペースをコックピット化すること。コックピット化とは、飛行機の操縦席のように、動かなくてもその場であらゆる作業ができるようにすることだそう。洗濯カゴや洗剤、ピンチハンガーなどの配置を工夫して、洗濯機のまわりをウロウロせずに作業できるようにすれば、おっくうだった洗濯がぐっとラクになりますよ。
洗濯に関わるものを上手に配置!ランドリースペースもコックピット化して作業効率をアップ
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洗面所の一角にあるランドリースペースもコックピット化。左手前には洗面台、右には浴室の入り口があり、洗濯機前は脱衣スペースも兼用しています。
●洗濯機横のネットに衣類を入れたらそのまま洗濯機へ
洗濯機前から動かずに洗濯物をネットに入れられるよう、横にはネット用のカゴを設置。「日ごろから洗濯機上に3つのカゴを置き、脱いだ衣類は家族に分別してもらってます」。
●洗剤は洗濯機の上の棚に使う順番に配置
洗濯機の上の棚は洗剤スペースに。「私の場合は左利きなので、左から洗剤、酸素系漂白剤、柔軟剤と、使う順番に並べれば、片側の扉をあけて手を伸ばすだけ」。
●ピンチハンガーは入り口近くを定位置に
洗面所の入り口近くの棚に、ピンチハンガーを収納。「ここなら、取り出してそのまま洗濯機に向かえて、ムダな動きがありません」。
●洗濯機上につっぱりポールをつけ干す作業も動かず完了
洗濯機上につっぱりポールをつけ、物干しスペースに。「ここで洗濯物をピンチハンガーとハンガーにまとめて干して、ベランダへ運びます」。