スマートフォンや読みかけの本など、小さくて軽い「ちょっとした」ものは、意外と置き場に困ることがあります。その辺に置いたことをうっかり忘れて捜索…なんて経験ありませんか? これを避けるために、便利なところに置き場をつくりたいものです。
整理収納のプロであるライフオーガナイザー・小林かおるさんは、この問題を解決する意外なアイテムとして、「スチール製のブックエンド」を挙げてくれました。「ここに置きたい」が手軽にかなう、ブックエンドを使った小さな棚のつくり方と、アレンジ法を見せてもらいました。
ブックエンドを壁棚に!超簡単DIYで便利に
ブックエンドで「小さな棚」をつくるとなにかと便利です。わが家での活用方法をご紹介します。
用意するもの:穴の開いているブックエンドと石膏ボード用のフック
私がここで使ったブックエンドは、小さな穴が開いている無印良品のもの。このシンプルさを利用して、壁棚をつくっていきます。重すぎず、大きすぎないものが使いやすいです。
石膏ボード用のフックは、数百円でホームセンターなどで買えます。ここでは重量が5kgまでOKなものを使いました。壁が石膏ボードでない場合は、釘などでももちろんOKです。
つくり方は、ブックエンドの穴があるほうの面を壁につけ、石膏ボードフックでとめます。以上! とても簡単です。
ものが迷子にならない!ブックエンド壁棚
ちょっとしたものをのせるのにとても便利なブックエンド壁棚ができました。続いて、わが家での活用法をご紹介していきます。
●コンセントの近くにスマホ置き場
コンセントの上に小さな棚を取りつけると、「スマホの充電スペース」として便利です。
常にコンセントにつなげておきたい「AIスピーカー」も、このとおり。
テーブルの上にあるとじゃまになってしまうアロマディフューザーを置くのにもぴったりです。
ただし、壁にピンひとつで留めているだけなので、乗せるものによっては傾いてしまうことも。そんなときは、両面テープで、少し安定するようサポートしています。
まず、マスキングテープ(ここでは黒白のストライプ柄)を壁にはります。壁を保護するためにはっていますが、気にならない壁なら不要です。その上から、強力な両面テープ(白いテープ)をはります。そこにブックエンドをはりつけて、ピンで留めます。これでだいぶ傾きにくくなります。
もちろん、重いものは支えきれないので、壁やピンの強度を見ながら試してみてくださいね。
逆さにとりつけると、読みかけ本を置くのにぴったり!
さらに応用編として、もう1か所では、ブックエンドをクルリと回転させた状態でとりつけてみました。
マスキングテープと強力両面テープでサポートもしています。
●読みかけの本をさっと置ける!
読書中、よく座っているソファのうしろに設置したら、読みかけの本を置くスペースとしてぴったり!
そのとき、読んでいるページをブックエンドで挟むと、しおりいらずです。ページ数が多い方を上にして置くのが、不安定にならず置けるポイントです。
デザインのステキな装丁だったら、インテリアにもなりますね。
ちょっとしたものを「ここに置きたい!」が手軽にかなう、ブックエンドでつくる小さな壁棚をご紹介しました。ぜひ試してみてください。