お気に入りの壁にズボっとあいた穴や、ペロンと少しだけはがれた壁紙。妙に気になるけれど、修復するのも難しそう。そこで役立つのがマスキングテープです。

 子ども2人と犬1匹と一緒に暮らしているため、「壁の傷が絶えることのない」というライフオーガナイザー・小林かおるさんに、実際自宅で行なっている、手軽でセンスのいい、壁のダメージの隠し方を教えてもらいました。

「壁の穴」はマスキングテープでキュートに解決!

 壁紙のはがれやピンの抜き穴など、ふと目に入ると妙に気になる壁のダメージありませんか?そんなちょっとした壁の傷や穴を、マスキングテープで隠すアイディアをご紹介します。わが家の壁傷のあれこれのプチ修復術、とくとご覧ください!

●「壁と同色」のマスキングテープを貼る

 まず、いちばん簡単で失敗がないのは、シンプルに「壁と同色のテープをはる」というもの。気になる部分にペタリ、それだけです。わが家でも、少しだけはがれて悪目立ちしていた白い壁紙に白マステをはったところ、あっという間に目立たなくなりました。

●「にっこりフェイス」形で楽しく隠す

 小さなお子さんのいる家庭なら、円形などに切ったマスキングテープで壁の穴を隠しながら、ウォールデコとして楽しむのもおすすめです。たとえば、眉・目・口をテープでつくるだけの「にっこりフェイス」なら簡単ですし、眉や口の位置が多少ズレていても、かわいく決まります。

●「リズミカルな円」でおしゃれに隠す

 幅が広めのマスキングテープがあれば、大きめの傷や、飛び飛びの穴に大胆なウォールデコをするのはいかがでしょう?

 わが家の壁に数個あったひっかき傷も、丸くカットしたマスキングテープ12枚ほどを、ランダムにリズミカルにはっていくだけで、おしゃれに隠れました。

 はったのは、金色のマスキングテープを直径3cmの円に切り出したもの。丸くカットするのに使ったのは、100円ショップで買ったコンパスカッター。

 サイズを決めて、コンパスで円を描くようにクルリと回すだけで、丸いマスキングテープができて便利です。

今回使ったマステ3種。左が幅広タイプ
今回使ったマステ3種。左が幅広タイプ

 壁の気になる部分を、手軽に隠すのにとても便利なマスキングテープ。飽きたら、マステのデザインやはる形をチェンジすれば、すぐ部屋の雰囲気を変えられるのもメリットです。

「壁の穴」が気になっている人は、このマスキングテープを使ったテクニックを試してみては。