あふれるものを捨ててすっきり暮らしたいのに、なかなか捨てられない、捨てることをためらって後回し…という悩みはつきないもの。
ただでさえ蒸し暑いのに、ものが多くてイライラ。快適に暮らすためには「捨てる」ことが不可欠です。そこで今回は、ものを手放してすっきり暮らすことに成功した読者を取材。「捨てられない族」でも無理なく処分できるようになる工夫は必見です。
捨てる頻度は年1回、月1回。定期的な処分で、すっきりな空間を実現
読者Fさんの住まいは、余計なものがなく、居心地抜群です。すっきりをキープするために、日常のなかで増えてしまうものは定期的に処分。こまめに捨てるのは大変ですが、年1回、月1回など緩やかなペースで捨てるので、負担に感じることもないのだそう。
「必要ないものをもつのは、お金も空間もムダにしていると気づいたんです。ものの処分や定期的な見直しをすることで、要・不要を判断しやすくなりました」
お財布から冷蔵庫まで、アイテムごとに見直しの頻度を決めて、ものがあふれるのを阻止しているFさん。それぞれに設定している頻度を教えてもらいました。
<捨てる頻度/年2回>夫の服は処分の目安がひと目でわかるよう、使用頻度順に配置
すべての画像を見る(全6枚)夫の服は、衣替えの時季に不要なものを処分しますが、捨てるのが苦手な夫のためにこんな工夫を。
「ワイシャツは、洗濯してアイロンをかけたら左側からつるしていきます。出番がないものは右側にたまっていくから、悩まずに処分できるんですよ」
<捨てる頻度/年2回>衣類はシーズン前に見直し、オークションか古布に
衣類は夏と冬のシーズン前に見直して不要なものはムダなく活用。きれいなものはオークションに、古びたものは掃除用の古布にします。古布用はカゴでストックして洗面所で保管。
「適量をカットし、ミニカゴに入れてキッチンへ。使いきったらストックから補充します」
<捨てる頻度/年1回>使わないものはカゴに入れ、幼稚園のバザーに出品
使わないものは漫然ととっておかず、幼稚園のバザー用にキープ。
「雑貨や洗剤は、モニターや懸賞でちょこちょこ当てていますが、同じものがだぶってしまうことも。カゴにまとめ、年に一度のバザーのときに見直してから出品します」
<捨てる頻度/月1回>食材のストックは引き出しで保管し、見直しを簡単に
粉類や乾物、パスタ、油、調味料など食材は、深さのある引き出しで保管し、月に一度見直し。賞味期限がきれそうなものから使うようにします。
「使いかけのものやストックはすべてここに入れたら、作業しやすくなりました」
<捨てる頻度/週1回>さっと取り出したいプリントは、扉裏のファイルでキープ
学校のプリントは、出しっぱなしでは見た目に乱雑。でも、しまい込むと不便。そこで、扉裏にクリアファイルをテープでとめ、差し込み式のプリント置き場を作成しました。
「必要なものがさっと取り出せます。週に一度の見直しも簡単にでき、ため込むことがなくなりました」
<捨てる頻度/週1回>冷蔵庫は、買い物に連動させてラクに整理
食材は容量の半分以下に収まっており、すっきり。
「買い物後、1週間分の野菜を下ごしらえして密閉容器に。肉は小分けして冷凍庫へ入れます」
この習慣で自然と冷蔵庫の整理ができ、食材をムダにすることもなし!