片づけ&収納テクニックを雑誌やネットで発信している吉原恵美さん。そのワザはESSEが主催した輝く主婦を発掘するコンテスト「
Shu_fu_of the year 2016」で準グランプリに輝くほどです。
夫婦の2人分の服を収めるのは、広さわずか1畳ほどのクローゼット。決して広いスペースではありませんが、「人別の振り分け」と「ラべリングの徹底」で、使いにくさを解消しています。
片づけが苦手という夫が、自分で支度でき、脱いだ服も自分で戻しやすいよう工夫してあるので、吉原さんの片づけの手間がありません。「工夫を重ねることで、手間なくきれいが続き、忙しくてもストレスを感じず、余裕が生まれるんです」。その秘密を探ってみましょう。
すべての画像を見る(全6枚)<クローゼット>「夫婦のエリア分け」「ラベリング」の徹底で忙しくてもきれいが続く
寝室にあるクローゼットは、ドアが斜めについて、見渡しづらいのが難点。上着をかけるラックだけ外に置き、それ以外の服をまとめて収納
●夫婦でスペースをしっかり分けて狭いクローゼットを使いやすく
ハンガーポールにつるす洋服は、夫と妻ではっきりと場所を区別。「片づけ下手な夫に、見やすく、手に取りやすい正面を割り当てています」。洋服の向きもそろえ、選びやすく
●着た服と洗濯ずみの服をハンガーで色分けし仕分けの手間をカット
ハンガーを黒とグレーの2色用意。「一度着たニットやワンピースはグレー、洗濯ずみを黒とかけ分けることで、洗濯のタイミングがつかめ、仕分けにモタつきません」
●毎日使うものはオープン収納でサッと取れるように
タオルやインナーは、引き出しにしまわずつり下げ式のホルダーにイン。手が入りやすく、1アクションで取り出せるので、支度に手間取りません。「私が洗濯物を戻すのもスピーディー」
●ドア裏のスペースを活用しかさばるバッグを賢く収納
扉裏にドアハンガーやストールホルダーを引っかけ、バッグやスカーフを収納。場所をとるバッグも、つるせば省スペースですみます。「出かけるときも、サッと取れてラクチン。消臭剤をかけた服を干すのにも使えます」
●シールと荷タグを使ってラべリング。迷わずスピーディーに取り出せる
引き出しケースや、棚の上に置いたカゴには、シールや荷タグを使って夫婦の名前をラベリング。「どっちだっけ?と迷わず時間のロスがないですよ」。左の引き出しにはハンカチなどの小物、右のカゴにはバッグを収納
●プラスチックシートの仕切りで、靴下類を取り出しやすく
からみやすいパンストやごちゃつく靴下は、手づくりの仕切りで個別収納しています。プラスチックシートを筒状にし、ホチキスで留めるだけ。「目当てのものだけ取り出せるので、イライラが減りました」
【吉原恵美さん】
夫(35歳)、長女(4歳)の3人家族。「Shu_fu_of the year 2016」で準グランプリを受賞。フルタイム勤務のWEBデザイナー。仕事と子育てを両立させるため、効率的な時短家事を実践している。ブログ「
おうちマニア」で、自宅のインテリアや収納の工夫を公開中