ESSEが主催した輝く主婦を発掘するコンテスト「

Shu_fu_of the year 2016

」で準グランプリに輝いた吉原恵美さん。小さな子どもをもつワーキングマザーとは思えないほど、自宅はすっきりと片づいています。

「毎日が時間との闘いです。だから、収納や片づけに時間をかけたくないので、手のかからない収納の方法を考えています」という吉原さん。

 その方法とは? ESSEが吉原さんのお宅におじゃまして、お話を聞いてみました。

散らからない工夫
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<押し入れ>散らからない工夫満載で忙しくてもきれいが続く収納スペースを実現

<押し入れ>散らからない工夫満載で忙しくてもきれいが続く収納スペースを実現

 今回詳しく教えてもらったのは、リビング続きの和室をリフォームしたキッズスペースにある押し入れの活用法について。スペースは一間分(約1.8m)。中の仕切り棚はそのまま残し、扉だけを洋風のものに取り替えました。

 基本の収納法は、よく使うものを手に取りやすい場所に置いて、日々の出し入れをラクに。一方で、あまり使わないものは、奥行きや高さを利用して上手に収めています。

 どちらもボックスを使って、スペースをムダなく活用しているのが最大のポイント。ボックスごと取り出して使えるので、片づけも簡単です。色をそろえたボックスは、見た目にも片づいて見えるから見た目もすっきりしています。

●普段使いのアイテムは左側にまとめて収納

普段使いのアイテムは左側にまとめて収納

押し入れ内は、スペースを左右に分け、左によく使うもの、右に季節外やたまに使うものを収納しています。使用頻度でまとめているので見つけやすい!「扉は片側だけあければいいので、時短にもなります」と言うとおり、出し入れのしやすさにもつながっています

●箱や棚、カバーを白で統一し、ごちゃごちゃ見えない工夫を

以前は中をカーテンで隠していたそう。「カーテンだとあけ閉めが面倒だったので、おそろいの白い箱を並べ、しまいながら目隠しすることに。和風だった仕切り棚も白く塗り直しました」。半透明の引き出しケースも、白の画用紙でカバーし、全体を白で統一。その結果、色の統一とラべリングで、見た目と使いやすさを両立した押し入れになりました

出し入れしやすい<押し入れ上段>は、つるしとボックス収納をおりまぜて

●ハンガーラックを奥に置き冠婚葬祭用スーツをつるして収納

ハンガーラックを奥に置き冠婚葬祭用スーツをつるして収納

使いづらい押し入れの奥行きを、冠婚葬祭用のスーツ置き場として活用。以前クローゼットで使っていた2段式ハンガーラックを奥に入れ、つるして収納しています。「高さがぴったりで収まりもよく、取り出しがラクです」

●押し入れの高さを生かしクリスマスツリーや扇風機を分解せずにしまう

右側にはケースを置かず、大きいもののスペースに。扇風機やツリーを組み立てたまましまえるので、次のシーズンの時短になります。扇風機用の不織布カバーでホコリよけも

●頻繁に取り出すボックスは1列配置で出し入れをしやすく

100円ショップで購入した箱を、よく使う掃除用の古タオルや裁縫道具、子どもが保育園から持ち帰る作品入れにして1列に並べて。「手を伸ばせば届く位置にあるので、取り出しもスムーズ」

子どもが持ち帰った作品はキッズスペースの壁のボードにはり、しばらくしたら箱へ。「毎日持ち帰ってくるので、作品が箱からあふれたら見直す決まりに」

●フタはあけたままに。ダイレクトにつかめてストック品が取りやすい

フタはあけたままに。ダイレクトにつかめてストック品が取りやすい

オムツなどベビー用品のストックを入れた箱は、フタを外して棚の下へ。「棚の隙間から手が入ってサッと取り出せる。開閉の手間が省けるので、急な補充でもあわてずにすみます」

●棚の奥にできたデッドスペースもムダなく活用

棚の奥にできたデッドスペースもムダなく活用

めったに取り出さないスーツケースなどは、棚の奥のデッドスペースに。カーペットはコンパクトに丸めて縦に置き、押し入れの高さを有効活用することにしています。