子どもの持ち物をしまっている場所を、新生活が始まる前に一度リセットしてみませんか?日々暮らしで生じるちょっとしたストレスを常に見直しているという、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、自宅で行っている「子どものオモチャ収納」について解説していただきました。
「オモチャや子どものもの」の散らかりが、キッズステーション(=定位置)で解決しました
すべての画像を見る(全3枚)子どものいる家庭でよく聞く悩みが、自宅の子どもの遊び場をどのようにつくるか。乳児とワンルーム暮らしのわが家では、1か所に「キッズステーション」と名づけたオモチャや絵本の定位置をつくっています。定位置に置いているのは絵本やオモチャ、それからおむつなど。
それぞれ「持ち運べる」収納ケースにしまっているのがポイント。片づけるときは、収納ケースを持って、部屋のなかを回りながら拾っていくだけですむからです。そう、キッズステーションを「駅」に、わが家は見立てているのです。最後にたどり着く終着駅のような存在に。
遊ぶときは、お気に入りだけ「オモチャバッグ」につめて駅から出発~!
上記の方法は、オモチャが少なく、狭い家であるわが家ならではの方法。住まいが広かったり、オモチャがたくさんあったりすると、うまく機能しないかもしれません。
そんな方におすすめしたいのは「オモチャバッグ」の用意。子ども部屋やリビングの1か所など、まずは「おもちゃの定位置」を決めます。収納棚など大きめのものを用意するといいでしょう。ここがキッズステーション、オモチャの「駅」です。広いおうちだったら、リビングだけでなく、さまざまな場所で遊びますよね。子どもが散らかした部屋をひとつずつ回っていくのは大変です。
そこで「オモチャバッグ」の登場です。これは言うならばオモチャの「乗りもの」です。違う部屋で遊びたいときは、このオモチャバッグに「今使いたいものだけ」を選んで入れてもらいます。それを遊ぶ場所に持っていき、別なオモチャで遊びたいときや、片づけるときには、またオモチャバッグに入れてキッズステーションに戻すことにします。
遊び終わったら「オモチャ列車、発車~!」の声がけで楽しくお片づけ
「片づけよう」というよりも、「オモチャをおうちに帰してあげようね。オモチャ列車、発車~!」なんて子どもに声かけをしてみると、楽しく片づけてくれるかもしれません。住まいの広さやオモチャの量で工夫してみてくださいね。
【三條凛花さん】
ライター、整理収納アドバイザー。夫、子どもの3人+2猫暮らし。家事をムリせず楽しく続ける工夫を発信。2017年3月に初の著書『時間が貯まる 魔法の家事ノート』を出版。ブログ
「365日のとっておき家事」