「年々もの忘れがひどくなっている気がする…」。その悩み、読書スピードを上げる=速読のトレーニングをすることで、解決できるかもしれません。「本を速く読めるようになるということは、脳の情報処理能力がアップしている証拠。そうなれば、もの忘れやうっかりがなくなり、脳の若返りにつながるんです」と話すのは、速読コンサルタントの呉真由美さん。今まで多くの人の悩みを速読で解決してきた呉さんに、速読トレーニングのなかの「目のストレッチ」と「視野を広げる方法」を教えてもらいました。もの忘れに悩んでいたら、試してみましょう。
すべての画像を見る(全5枚)人差し指を使った目のストレッチで血流をよくする
1.目を左右に動かす
写真のように、顔の両側、ちょうど目の横あたりに両手の人さし指を立てます。頭は正面を向いたまま固定し、眼球だけを動かして6秒間左右交互に指を見ます。
2.目を上下に動かす
顔の少し上と下、ちょうどおでことあごの前あたりに人さし指を水平におきます。1と同じく正面を向いたまま眼球だけを素早く動かし、6秒間上下交互に指を見ます。
3.手前と奥を見る
目の前10cmほどのところに左手人さし指、そこから20cmほど先に右手人さし指を立て、6秒間奥と手前交互に指を見ます。終わったら左右の手を入れ替えて同じように6秒間行います。
1~3のストレッチは
“素早く、リズミカルに”
行うのがポイントです!
両手を開いて視野を広げるトレーニング!
1.顔の両側に両手をおく
顔の両側に、両手を開いた状態でもっていきます。このとき、頭は動かさず、視線はまっすぐ前を見て、手は顔よりも少し前方におくようにします。
2.手を後ろに引いてギリギリ見える位置でストップ
まっすぐ正面を見たまま、両手を少しずつ後ろに引いていって、手が見えるギリギリの位置でストップします。手を握ったり開いたりすると、ギリギリの位置がわかりやすくなります。
3.さらに1cm手を引いてその手を見ようと意識する
見えないものを視界に入れようとすると、視野はじわじわと広がります。2の状態から1cmほど後ろに手を引いたら、その手を見ようと意識してください。なんとなくでも存在が感じられたらOK! 視野が広がった証拠です。
目の筋肉がほぐれ、視野の広がった今の状態で本を読んでみてください。きっと普段よりなめらかに文字を追えているはず。速読で、もの忘れやうっかりの悩みから解放されましょう。
ESSE4月号
にも呉さんが登場。速読のメリットを教えてくれているので、こちらもチェックを。