節約・省エネは一年中のテーマですが、冬から春先までは暖房代がかさみ、いっそう切実。そこで、ムリしすぎない水道・光熱費の節約のワザを集めました。
すべての画像を見る(全7枚)今日から実践!リビングでできる光熱費や電気代の節約ワザ11選
リビングでの習慣を少し見直すだけでも、光熱費は大幅に違ってきます。やりがちなNG習慣と、すぐ取り入れたい節約ワザをご紹介します。
【1】エアコンのフィルターを掃除していない
→月1、2回のフィルター掃除でひと冬で約193.6円おトク
エアコンのフィルターがホコリで汚れると、運転効率がダウン。暖まりにくくなり、電気の使用量もかさんでしまいます。エアコンを毎日運転する時季は、最低でも月に1度はフィルター掃除を。フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取るだけで200円弱も節約でき、暖かさも違いますよ。
※フィルターが目詰まりしたエアコン(2.2kW)とフィルターが掃除してあるエアコンの年間の電気代の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬での節約額を編集部で算出。
【2】テレビ画面の明るさが最大になっている
→明るさを最大から標準にすると、液晶テレビで年間約600円、プラズマテレビで年間約3340円おトク
テレビ画面の明るさを最大にしている家庭は多いですが、標準の明るさで十分。明るさを調整するだけで、プラズマテレビなら年間で3000円以上も節約! 画面が汚れていると暗く感じるので、ホコリはこまめにふき取って。
※32インチの液晶テレビと42インチのプラズマテレビの画面のそれぞれの明るさを最大から標準にした場合の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。
【3】寝る直前までエアコンをつけている
→寝る30分前までにスイッチをきれば、ひと冬で約159.1円おトク
暖房は運転する時間を少しでも短くすれば、それだけ節約に。寝る30分前にはエアコンのスイッチをきりましょう。部屋の中は十分暖まっているので、そう寒い思いはしないはず。肌寒さを感じるようなら、スイッチをきってから散らかったオモチャや新聞を片づけるなど、体を動かす作業をするといいですね。
※エアコン(2.2kW、設定温度20℃)の暖房運転を1日1時間短縮した場合の年間の節約額、約900円(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬の間、毎日30分短縮した場合の電気代を算出。
【マメ知識:暖かく寝るには毛布の位置を考えて!】
上がけは、毛布、布団の順でかけるのが一般的ですが、「羽毛布団は体温を吸収して体と布団の間の空気を暖めるので、間に毛布があると暖かな空気層を遮断してしまう場合も。軽い素材の毛布なら、羽毛布団の上にかけた方が暖か」(昭和西川)。
素材や厚さによって毛布の位置を考えるのが、暖かく寝るコツです。
【4】エアコンより電気ヒーターをメインにしている
→エアコンをメインに使うとひと冬で約2526円おトク
持ち運びでき、すぐに暖かくなる電気ストーブやヒーターは重宝しますが、消費電力はエアコンが約490Wなのに対し、電気ヒーターは「弱」でも約670W。部屋全体を暖めるにはエアコンが適しています。電気ストーブやヒーターは補助的に使い、エアコンをメインにすれば、節約できるうえに暖かく過ごせます。
※2.8kWのエアコン(490Wで自動運転)とセラミックファンヒーター(670W、設定:「弱」)を1日9時間運転した場合の電気代(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)から、ひと冬での額を算出。