大掃除は、普段なかなか手を出せないエリアをキレイにするいい機会です。室内は日頃からまめに掃除できていても、窓やベランダといった屋外はほったらかしになっていた人も多いはず。ぜひ、晴れた日を狙って掃除しちゃいましょう! 窓がキレイだと、新年もすっきりした気持ちで迎えられますよ。効率的な大掃除方法を教えてくれたのは、幸せ住空間セラピストの古堅純子さんです。

<窓回り>網戸からスタートして、窓→サッシの順番が正解!

「このエリアは掃除の順番がとくに大切です!」という古堅さん。網戸、窓、サッシの順番で掃除をしていきましょう。

1.いちばん汚れている網戸は濡れスポンジで汚れを浮き上がらせる

いちばん汚れている網戸は濡れスポンジで汚れを浮き上がらせる
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「窓回りは土ボコリにさらされ、いちばん汚れのひどい網戸から掃除します」。ベランダ側に立ち、バケツにくんだ水をスポンジに含ませ、網戸を上から下へと全体に汚れを落としていきます。「力を入れずになでるようにするのがコツ。汚れがひどいときは、洗剤液をスポンジにスプレーしてから始めて」。

2.乾いたぞうきんやボロ布で水気を取り、最後に四すみをふく

乾いたぞうきんやボロ布で水気を取り、最後に四すみをふく

上から下へ、左→右、次の段は右→左と水気を取ります。「洗剤を使ったときは先に水ぶきして」。最後に四すみをふきます。

3.窓をびしょびしょのぞうきんで水ぶきする

窓をびしょびしょのぞうきんで水ぶきする

ぞうきんをゆるく絞り、窓ガラスの汚れを浮き上がらせるようにふきます。汚れがひどいときはもう一度繰り返して。

4.スクイージーで水気をしっかり取る

スクイージーで水気をしっかり取る

窓ガラスはスクイージーでふき取り、水気をきります。「スクイージーは上から下へ、真っすぐに力を均等に入れて動かすのがコツ」。すべて終えたら、窓の下側に残った水気を乾いたクロスでふき取って。

クロスで水気を取りながら

一列ふき終えるごとに、スクイージーについた水気をクロスでふき取ります。「このひと手間で、次の列をスムーズにふくことができるんです」。

<スクイージーを動かす順番>

スクイージーを動かす順番

スクイージーは端から上→下にかけ、一列が終わったら隣の列に移動し、上→下へと動かすのを繰り返します。

5.窓の四方をクロスでふき上げる

窓の四方をクロスでふき上げる

スクイージーをかけたあとに水気をふき取ったクロスで、窓の四方をふきます。「クロスの水気ですみについた汚れがキレイに落ちますよ。汚れがつきやすい下側は最後にふきましょう」。四方がキレイになったら、窓枠の汚れをふき取って仕上げます。

・サッシブラシ
サッシなど細かな溝の汚れをラクに落とします。こびりつきには柄が活躍。「室内用と屋外用の2本を用意しましょう」

<四方をふく順番>

四方をふく順番

下側のすみを起点に上→横→下→横へとクロスを一周させるようにふいていくと、素早くキレイに!

6.サッシはサッシブラシで汚れをベランダ側にかき出す

サッシはサッシブラシで汚れをベランダ側にかき出す

サッシの溝に入り込んだホコリやゴミは、サッシブラシで掃除します。「汚れを内側から外側にかき出して。こびりつきがひどいときは、サッシブラシの柄に濡れぞうきんを巻きつけてこすります」。汚れがあらかた落ちたら、濡れぞうきんで細かなホコリをふいて仕上げます。

●こびりつきはサッシブラシの柄+ぞうきんで

こびりつきはサッシブラシの柄+ぞうきんで

こびりつきは、かたく絞ったぞうきんをサッシブラシの柄に巻き、こすります。「細かな溝にもラクに入るので、すみずみまですっきりキレイに!」。

<日頃の習慣に!>室内側の窓はよく触る低い位置や鍵の近くが汚れたらふく

室内側の窓はよく触る低い位置や鍵の近くが汚れたらふく

窓ガラスの内側は、開閉するときに触る低い位置や鍵の近くが手アカで汚れがち。「汚れを見つけたら、乾いたクロスでふき取って。この習慣でくもりのない状態を維持できますよ」。