洋服を買う…。普通に考えれば、それはお金を使うという行為にほかならないわけですが、お金が貯まる人の場合はちょっと違います!洋服を買うときにも、ちゃっかり「工夫」を忘れません。今回は、そんなお金が貯まる人々の特徴や買い物の仕方をご紹介。ファイナンシャルプランナーの水野綾香さんに、お話を伺ってみました。バーゲンやセールなどが目白押しなこの時季こそ、貯まる人たちのメソッドを実践してみましょう!
すべての画像を見る(全4枚)感情を満たすためならば服を買ってはいけない!?
年末年始は、街に「セール」があふれる時季。デパートやネット通販で、ついつい衝動的に服の買い物をしたくなったとき、水野さんは次のことをするといいと言います。
「まずは、『この服を買うことで、自分はなにを得るのか?』をひと呼吸おいて考えるようにしてみましょう。そうして、冷静になって、自分の感情と向き合ってみてください。たとえば、『仕事でどうしても必要』であれば“買う”という選択になります。でも、『買ったらすっきりする』とか『なんとなく、かわいから欲しい』という衝動的なものが見えてきたら、いったん品物から離れて、頭を冷やす習慣をつくるとよいでしょう。判断基準は『感情を満たすためであれば買わない』です」
お金が貯まる人の服の買い方の特徴4つ!
水野さんによれば、お金が貯まる人の服の買い方にはちょっとした工夫があるそうです。そのうち、4つのことを教えてもらいました。
1.手持ちの服を買い物前にチェックしている
「お金が貯まる人は、自分が今持っている服や靴、バッグなどを常に把握しています。また、スマートフォンのカメラなどで撮影しておけば、買い物中、いつでも見られるので便利ですよ。同じようなものを買うことがなくなり、ムダ使いが減ります」
2.一着買ったら、一着捨てている
「家のクローゼットは、どうしてもスペースに限りがあります。お金が貯まる人は、家もすっきり整っている人が多いです。なにかを増やすのであれば、なにかを捨てる覚悟をもって『買うor買わない』の選択をすれば、衝動買いも減り、ひとつひとつの買い物が慎重になります」
3.服を大切に扱い、長く使っている
「値段が安くても高くても、大切に使えば、ものはある程度長持ちすると思います。たとえばおしゃれ着用のブラウスでも、きちんと洗濯表示を見て丁寧に洗濯をすれば、縮んだり、傷んだりすることもなく、長く使えますよね。結果、無用な買い替えをせずに済みます。お金が貯まる人は、日頃のお手入れはもちろん、少し不具合を見つけたらすぐに直すなどして、ものを大切に長く愛用しているものです」
4.自分に似合う色・形を知っている
「お金が貯まる人は、自分に似合う色や形の服をよく知っていて、効率よく買い物をしています。世の中には、パーソナルカラー診断や骨格診断といったサービスがあります。プロの方に診てもらい、自分に似合う色や襟周り・着丈・素材などをあらかじめ把握しておけば、家に帰ってから『アレ?似合わないな…』という失敗も減りますし、買い物時間の短縮もできて一石二鳥です」
熱気あふれる年末年始のセールの空気に流されず、ぜひ冷静に自分の内面と向き合って、「お金の貯まる」洋服の買い物の選択をしたいものですね。