日々の食事づくりのためだけでなく、仕事のツールとして真剣に扱うだけに、台所道具には厳しい目をもつ料理研究家。そんな料理のプロが「一生つき合いたい!」と思う鉄板アイテムを紹介します。テレビや雑誌などで活躍する料理研究家の枝元なほみさん、藤井恵さん、行正り香さんに、愛用品を教えていただきました。
使うほどによさが分かる!料理研究家が一生つき合いたい台所道具たち
●滑り止めのついたまな板と切れ味バツグンの包丁
<オクソーのカッティングボードと杉本刃物のツバ付CM牛刀、ツバ付CMペティナイフ>
すべての画像を見る(全5枚)カッティングボードは両端に滑り止めのゴムつき。包丁は特殊合金鋼を使い、さびにくいつくりになっています。「それぞれサイズ違いでそろえておくと、調理中、頻繁に洗わずにすむので、作業がスムーズですよ」(行正さん)
※カッティングボードのサイズ…(中)26.5×37×高さ1㎝(小)18.3×26.5×高さ1㎝
●身近にあるだけでなごむ道具。プレゼントにも最適
<そうび木のアトリエのごまあたり器(えんじゅ)>
このゴマすり器は、フタがあるのでゴマが飛び散らず、内側に溝がないので詰まる心配もなし。「残ったゴマをそのまま入れっぱなしにできるのも、ずぼらな私向き。えんじゅの木でつくられていて、手の当たりもなめらかです」(枝元さん)。ゴマを入れてフタをしたら、手のひらですりこ木を大きく回すようにして、好みの細かさにすればOK
●繰り返し洗ってもへたらないしっかりしたつくり
<ザッカワークスのキッチンクロス デュッセルドルフ>
老舗のホテルやレストランでも使われている大判のキッチンクロス。「目立たない存在だけど、キッチンクロス選びって大事だと思っています。色柄もかわいく、丈夫なので、ガシガシ洗ってもみすぼらしくなりません」(枝元さん)
●ステンレス製なのでさびにくい!
<リッターのステンレスピーラー>
ドイツ、リッター社のロングセラー商品であるステンレス刃タイプのピーラー。「さびにくく、漂白もできるのでお手入れしやすいですね。軽くて子どもの手にも扱いやすく、切れ味バツグンで長く使えます」(藤井さん)
●蚊帳生地を8枚重ねて縫った丈夫でやわらかなふきん
<白雪ふきんの白雪ふきん>
吸水性があるうえ、すぐに乾く優れもの。「汚れ落ちがよく、こぼれたしょうゆをふいても、さっと洗い流せば元どおり真っ白に。使うほどにやわらかくなり、最後、ボロボロになったらぞうきんにしてとことん使いきります」(藤井さん)
●ガスコンロで手軽に上手に網焼き料理ができる
<辻和金網の足付焼網セット>
目の細かい焼き網受けがガスの直火をやわらげ、食材に熱をまんべんなく広げて伝えます。「野菜やおもち、魚の干物も上手においしく焼けます。食パンは外はカリッと、中はふんわり。炭火で焼いたような香ばしさです」(藤井さん)
注意:仕入れ状況によって同じ商品が店頭にない場合や、すでに販売が終了している可能性もありますので、ご了承ください
●道具をすすめてくれた人
【行正り香さん】
広告代理店勤務中から料理研究家としても活躍。その後退社して独立。本誌にて「もてなし上手のティータイム」を好評連載中
【枝元なほみさん】
劇団員の傍ら無国籍レストランで働いたのち、料理研究家に。農業支援活動団体「チームむかご」の代表理事としても活動中
【藤井 恵さん】
女子栄養大学卒業後、フードコーディネーターのアシスタントを経て独立。著書に『
やせつまみ100』(主婦と生活社刊)など