アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。今回は、人気の「つくりおきおかず」としても重宝しそうな卵のレシピです。

エコブームでニワトリをペットにする家が!?

エコブームでニワトリをペットにする家が!?
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 エコ先進都市のシアトルでは、自家菜園をつくったりニワトリを飼ったり、自給自足を試みる家庭が少なくありません。そもそもアメリカ西海岸は、昔から自然に寄り添って暮らすナチュラリストが多く住む土地柄。時代がようやく彼らに追いついてきたのかもしれません。

 わが家の隣に住むのもそんな人たちで、放し飼いのニワトリがうろうろしています。ありがたいことに、新鮮な卵をおすそ分けしてもらうこともしばしば。

大量の卵はピクルスにして保存がオススメ!

 そんな卵の活用法としていいなと思ったのが、ゆで卵を酢漬けにしてしまう「Pickled Eggs」。そう、ピクルスです!

 日本人が漬け物を好むのと同じように、アメリカ人もピクルスが大好き。キュウリのイメージが強いかもしれませんが、アメリカにはカリフラワーやビーツ、唐辛子など、いろんな野菜のピクルスがあります。

 ゆで卵もピクルスにできるなんて、私は最近まで知らなかったのですが、この「Pickled Eggs」はアメリカのバーやパブで前菜、あるいはおつまみとして、かつて人気を集めていたようです。

メイソンジャーで自家製ピクルスも簡単

メイソンジャーで自家製ピクルスも簡単

 アメリカでピクルスをつくる家庭は多く、メイソンジャー(気密性のある保存用ガラスビン)を使うのが一般的。それでは、スタンダードなレシピを紹介しましょう。

[材料]

・卵 12個(かたゆでにして、殻をむいておく)
・酢 2カップ
・水 1カップ
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1
・ニンニク 1かけ(みじん切り)
・好みの野菜のスライス 適量 ※なくても可

[つくり方]

(1)ゆで卵と野菜以外の材料を鍋に入れ、約5分間沸騰させ、ピクルス液をつくる。

(2)保存容器に1のピクルス液とゆで卵、野菜を入れて密封し、冷蔵庫で約3日間漬け込む。

つくったピクルスは冷蔵庫で3か月くらい保存できます

 野菜はニンジンやタマネギなど冷蔵庫の残り物で十分ですが、一緒にピクルスにすればつくりおきおかずがもう1品増えます。

 ピクルス液をつくる際は、ディルやベイリーフなどのハーブ、唐辛子を入れるのもオススメ。

「ピクルス液をつくるのが面倒!」という方は、キュウリなど市販のピクルスを買ってきて、そのピクルス液を使用するという手も。ぜひお試しください!

【Noriko】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~

』(海外書き人クラブ刊)