キッチンの大掃除。一日で一度に終わらせるには、それなりの手間暇が必要に。そこで、掃除のプロ、高橋敬子さんに、一日40分、2日間でキッチンをすっきりとさせるプログラムを考えていただきました。「とにかく、ここだけは必ずすっきりと」という大切な場所だけにポイントを絞って、負担の少ないメニューをつくっています。また、こちらで紹介している段取りを守れば、洗剤のつけ置き時間などをムダに待つこともなく、効率的に掃除を終えることが可能に。一年間のたまった汚れを、確実に落としましょう!
すべての画像を見る(全14枚)【1日目】所要時間40分!五徳やグリルなどを中心にお掃除!
1日目はコンロ回りを徹底的にきれいにします。また、キッチンで目立つ、日ごろから目につきやすい汚れを集中的にお掃除!
1.ポリ袋の中に洗剤液を入れて五徳とグリルの前面扉をつけおき
ポリ袋にぬるま湯を入れ、キッチン用強力洗剤を表示どおりに加えて溶液をつくり、五徳や魚焼きグリルの扉などをつけおき。「ポリ袋は洗いおけなどに入れて固定。20分以上つけおきます」。最初にこれに着手することで、つけおき時間を稼いでしまいます。
2.レンジフード側面をウェスで磨く
キッチン用強力洗剤で、レンジフード回りの油汚れ落としを。ゴム手袋をし、たれジミを防ぐため、洗剤は直接吹きかけず、ウェスなどにつけて使いましょう。仕上げに水ぶきを行います。
・ダイニングから見える面は念入りに
・スイッチ回りは古歯ブラシを使って丁寧に
・洗剤はあくまでウェスにつけて使う
3.スポンジでレンジトップをこする
<全体汚れ>
スポンジに1のつけおきの溶液を含ませ、レンジトップ全体に洗剤をつけて汚れをゆるませて。「次に、ウェスなどで水ぶきすると力を入れずに油汚れが落ちます」。
<スポット汚れ>
●ガンコな汚れにはアルミ箔+クレンザーで
ひどい焦げつき汚れには、クリームクレンザーをつけ、クシャッとさせたアルミ箔でこすります
●すみの隙間にはプラスチックカードで
レンジトップのすみなどの隙間は、不要になったプラスチックカードを滑り込ませ、汚れをかき出して
●立ち上がりの隙間は古歯ブラシで
調理台とレンジトップの立ち上がりの隙間にも、油汚れがたまりがち。「古歯ブラシで汚れをかき出してふき取ればさっぱり!」
(※注意:力の加減により、アルミ箔がレンジトップに傷をつけることがあります。事前に設備機器の取扱説明書を読んで、使用の可否を判断しましょう。また、こするときは力の加減をみながら徐々に行ってください)
4.スイッチやつまみなどをきれいにする
手に触れる部分の清潔感は意外に大切なもの。使い心地や、気持ちよさにもかかわってきます。スイッチやつまみもつけおき溶液を含ませたウェスなどでふき、あとで水ぶきを。
5.つけおきしたものの汚れをしっかりと落す
●五徳
溶液を流し、五徳を洗います。「ラストラーレスポンジでこすると、こびりつき汚れもよく落ちます」。シンクを傷つけないよう下にウェスなどを敷いて
●グリルの扉
ガンコな汚れはプラスチックカードでこそげ落とす!
「グリルの扉も全体をスポンジでこすり、汚れがひどい部分は不要なプラスチックカードなどでこそげ落とします」。最後に流水で洗剤を洗い流して水気をふき、乾いたらすべて元の位置に戻して