部屋が散らかっている人は、いざ気合を入れて片づけ始めても、なかなか終わりが見えず、途中で放り出してしまうことも。「気になるところから少しずつでも手をつけていけば、次第に片づけが楽しくなり、家全体がすっきりする頃には、片づけの自信もつくはずです」と話すのは、神戸で大人気の整理収納サロンを主宰する小西紗代さん。
その第一歩として、60分という区切りで片づけを進めるのは、とても有効だそう。「人の集中力はそれほど長続きしません。やるのは60分だけと思えば気楽だし、ゴールがあると集中して手も早く動きます」。今回は、60分内でアイテム整理をする際のポイントについて、教えていただきました。
散らかりがちなアイテムを整理する際、守るべき3つのルール
ルール(1)グループでまとめる
家族みんなが使う文具類や医薬品、裁縫道具などごちゃつくものは、グループごとにまとめるようにします。小西さんの家では「ハサミを一緒に使うことが多いので、各セットに1本ずつ。引き出しごと出して、使って、戻すので散らばりません」。
ルール(2)定位置に収める
家族に毎度「○○どこ?」と聞かれるのは日々のストレスになります。「わかりやすい場所を定位置に決め、ラベルをはって、中身がひと目で判別できるようにしておきましょう」。これで家族の片づけ力もアップすること間違いなし!
ルール(3)出し入れのしやすさを確認する
スペースにぴったりものが収まっていると気持ちよいものですが、ここにじつは落とし穴が。「すき間がないと、指が引っかからず出せない、なんてことも(笑)。わが家の場合は調味料の容器は円柱形にして、上から取り出しやすくしました」。肝心なのは美しく収めることではなく、いかにスムーズに使ったりしまったりできるか、ということをお忘れなく!
いかがでした?この3つのルールを知らないと「リバウンドが起こりやすい」と小西さん。60分だけ集中して、ルールを実践していけば、お家はきっと、すっきりと使いやすく変身しますよ!