アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。今回は、アメリカ人の味覚に見事にはまった、「シラチャーソース」について。

テーブルには塩コショウ、そしてシラチャー!

テーブルには塩コショウ、そしてシラチャー!
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 アメリカ西海岸のアジア系を中心とする庶民的なレストランやスーパーマーケットのイートインなどに行くと、今や必ずと言っていいほど置いてあるシラチャー(Sriracha)。甘酸っぱさの中に辛味とガーリックがきいたチリソースです。この味の組み合わせが、アメリカ人の好みにマッチしたようで、さまざまなスナック菓子やインスタント食品にシラチャー・フレーバーが登場し、一大ブームになっています。シラチャーデザインのTシャツを着ている人や、ハロウィーンでシラチャーのボトルに仮装する人まで見かけました。

 日本でも、シラチャーソース味の柿の種が期間限定で発売されるなど、じわじわとブームが巻き起こっているみたい。シラチャーソースはカルディなど、輸入品を扱うお店で目撃情報がありますよ。

アメリカ人はシラチャーを、なんにでもかけまくる!

 ホットドッグ、ポップコーン、ピザ、フライドチキン、フライドポテト、チキンウィング、タコス、オムレツ、ラーメン、チャーハン、春巻き、BBQなど、アメリカ人にとって、シラチャーをかける対象はなんでもいいように思えます。「とりあえず辛くしたい」という欲求が抑えきれないのは、アメリカ人であるうちの夫も同じです(苦笑)。

揚げ物やサラダにアクセント。あるいは野菜のグリルにも

 日本人の私はというとポテトサラダやから揚げ、フライなどにピリッと味に変化をつけたいときに利用しています。また、天ぷらロールなどアメリカンな巻き寿司にかかっているシラチャーソースもおいしい!

 しょうゆやマヨネーズと合わせダレをつくっても、目先の変わる味わいになります。以下は、野菜のグリルのレシピ例。参考にしてみてくださいね。

[材料](2人分)

・シラチャーソース 大さじ1
・ブロッコリー 1個
・ニンニク(みじん切り) 1かけ
・ゴマ油 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・塩、コショウ 各少し

[つくり方]

(1)オーブンを200℃に予熱。ブロッコリーとニンニクを耐熱皿に入れ、ゴマ油、しょうゆを回しかけてから、オーブンに入れ約15分焼く。

(2)塩、コショウ、シラチャーソースで味つけをしてでき上がり。

塩、コショウ、シラチャーソースで味つけをしてでき上がり。

 いかがでしたか? ブロッコリーでなくても、カリフラワーやポテトなど、いろいろな野菜のグリルに応用できます。皆さんもぜひお試しください!