家を建てるときのテーマのひとつが「家事がラクになる家」だった、と話すのは整理収納アドバイザーのFujinaoさん。フルオーダーでつくったというキッチンは、掃除がラクになるためのこだわりが詰まっています。 とくに掃除のしやすさにこだわったという、シンク回りについて語ります。家づくりやキッチンのリフォームの参考に。
すべての画像を見る(全11枚)スポンジラックが洗いにくく、汚れやすいのがストレスだった
昨年1月に新居に引っ越すまでは、小さな借家に住んでいました。築年数が浅くきれいな物件だったので、それを維持するために、こまめな掃除を心がけていました。でも、どうしても汚れやすい場所があったのです。それはキッチンのシンクなどの水回り。
わが家では排水口のカバーは外し、極力ムダなものは置かないようにしていたのですが、スポンジラック付近に白いカルキ跡がつくなど、掃除には苦労していました。
とくにスポンジラックのワイヤー部分は洗いにくいもの。ラックを引っかけている突起の部分にも汚れがたまりやすいのが気になっていたので、新居ではスポンジラック自体を廃止しよう、と考えていました。
また、あとづけした食洗機の周りも掃除がしにくかったので、新居では絶対に食洗機をビルトインタイプにしようと決めていました。
新居では、念願だった凹凸のないシンクを採用
それまでストレスに感じていたことを解消したかったので、新居ではキッチンをフルオーダーしました。
シンクについては、ハウスメーカーのモデルハウスで見た凹凸のないシンクが気に入り、同じものにしてもらいました(写真はモデルハウスのキッチンです)。
採用したのはシゲル工業というメーカーのシンク。メーカーのウェブサイトにはスポンジラックつきのタイプしか載っていなかったのですが、希望すればスポンジラックなしのシンクも選べると聞いて安心しました。
また、オプションでシンクに引っかけて使う水切りカゴや作業用プレート、まな板などもありましたが、掃除の邪魔になりそうだったので希望しませんでした。
そうしてでき上がったのが筆者宅のキッチンです。キッチンスポンジは、ダイソーの小さなスポンジかけを使って引っかけています。
ダイソーのスポンジかけは、ご覧のようにとても小さくてシンプル。水や汚れがたまりにくいのが気に入っています。テープで貼りつけているだけなので、取り外しもしやすいです。
キッチンに出すのはタッチレスタイプの洗剤ボトルのみ
洗剤ボトルはシンプルヒューマンというメーカーのものを使っています。手をかざすと自動で洗剤が出てくるタッチレスタイプ。ソープボトル自体を触る必要がなく、濡れたり汚れたりすることもあまりありません。もちろん、汚れたら丸ごと水洗いできます。
キッチンには食器用洗剤しか置いていません。サッと手洗いする程度ならば食器用洗剤で洗っています。しっかりとハンドソープで手を洗いたいときには、キッチンのすぐ隣にある洗面所に行って洗います。