こんにちは、葛西りいちです。千葉の片田舎で主婦をしながらエッセイ漫画やイラストなどを描いてひっそりと暮らしております。26歳で結婚しもう7年目突入…一男一女の母でもあります。

「都合のいい片付け理論」
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整理・収納が大好きでも、自分のものとなると…

 そんな私は非常に「人の目を気にする女」です。ママ友が来るなら必ず部屋の片づけをしますし、普段から使っているかと思わせるような雰囲気でコースター(ほとんど使いません!)などを引っぱり出したりするような女です。たぶん、私は「いつ人が訪ねて来てもパーフェクトに整った家の人」ではありません。

 えーそれでよく整理収納アドバイザーの資格取れるね?と思われるかもしれません。しかし「常にパーフェクトな人」なんて、存在するのでしょうか?今回はそんな話をひとつ。

 整理・収納が大好きという人は常に整理収納・掃除を怠らず、インテリア雑誌などを読んで研究し、旦那さんや子供の散らかしたものもきちんと毎日整理して…家はもちろん超キレイ!そんなイメージがあると思います。

 さぞ「整理・収納大好き女性」は自分のものもしっかり整理しているのだろうと思うかもしれませんが、それは違います。「自分のものは案外捨てられない・整理できない」という人も多いのです。

 まず女性が捨てられないものは「服・靴・バッグ・アクセサリー」です。時代遅れのブランド物…でも高かった。いつか役に立つかもしれないからクローゼットにかけておこう。たぶん、それは一生役に立ちませんし、そのスペースの分、不用品に家賃を払っていくことになります。

「人に厳しく自分に甘い!」

 家族のものはガンガン口出すくせに自分のものになるとなにそれ!?と思われる方も多いと思います。残念ながら人は「人に厳しく自分に甘い」のです。

 かくいう私も、夫が買ってきた雑誌一冊にも「いるの?いらないの?」と強く迫りますが、自分の趣味の手芸用品はたんまりあります。手芸は「端切れ」などの一見ゴミに見えるものも、パッチワークやアップリケに使えますので、なかなか捨てられないのです。人はコレを「言い訳」と呼びます。

【葛西りいち(かさいりいち)】

1983年生まれの33歳。主婦兼漫画家。夫と子ども2人、チワワ1匹とともに千葉で生活。26歳で結婚とともに整理収納に目覚める。2015年に整理収納アドバイザー2級を取得。2級ではアドバイザーの仕事はできないため、1級所持の先輩にくっついていってアシスタント的なことをやったり、家事代行の仕事をちらほらやりつつ現在1級取得を目指し勉強中。趣味はガーデニングと手芸(とくに樹脂粘土と編み物)。近著に『

零戦少年

』(秋田書店)、『

へっぽこママはギブ寸前!!

』(ぶんか社)。『

本当にあった愉快な話

』(竹書房)で『知りたくなかった!』を連載中。