4~5年前にブームになり、すっかり定着した「塩ヨーグルト」。じつは「漬け床(つけどこ)」にするとさわやかなうま味で、塩麹やみそとはまた違った魅力があるってご存知でしたか?日本ではヨーグルトといえば朝食やデザートのイメージですが、世界では万能調味料として知られています。15年以上前からヨーグルトを料理に使ってきたという、各国料理研究家の佐藤わか子さんに、塩ヨーグルトのつくり方と使い方を教わりました。
「塩ヨーグルト」のメリットとは
■調味料として使うと、野菜や肉がおいしくなる
ヨーグルトに漬けることで食材に乳酸菌が浸透して発酵。うま味がアップします。また、ヨーグルトには肉の繊維をやわらかくし、魚の臭みを消す働きも
■手軽につくれる
材料費が安く、つくりやすい分量でつくれるうえ、どんな食材や調理法とも相性がよくて使いやすい。ヨーグルト床は2~3回使えます。今回は昆布を加え、和風料理にも合うレシピをご紹介します
■美容と健康によい
ヨーグルトは三大栄養素やビタミン、カルシウムを含むすぐれた食品であるうえ、乳酸菌が腸内環境を整え、新陳代謝を活発にしたり免疫力を上げたりする作用も
隠し味は昆布!「塩ヨーグルト」のつくり方
すべての画像を見る(全3枚)[材料](つくりやすい分量)
・プレーンヨーグルト(無糖) 100g
・塩 小さじ1
・切り昆布 少し
[つくり方]
ボウルですべての材料を混ぜる。
[使い方]
野菜を漬けるならこのままで、肉や魚を漬ける場合は塩の分量を小さじ1/2に減らしてください。素材がやわらかくなるうえ冷めてもかたくなりにくく、塩分で傷みにくいのでお弁当のおかずにぴったりです
野菜のうま味がアップ!「野菜の塩ヨーグルト漬け」
[材料](つくりやすい分量)
・カボチャ(薄切り) 1/8個
・ナス(縦半分に切る) 1個
・カブ(縦半分に切る) 1個
・塩ヨーグルト 200g
[つくり方]
(1) 野菜に塩少し(分量外)をもみ込む。
(2) (1)を塩ヨーグルトに1~3日間漬ける。
(3) 塩ヨーグルトを洗い流して水気をきり、それぞれ食べやすい大きさに切る。カボチャの皮はかたければ取り除く。
浅漬けなら1日。2~3日で味がしみて食べ頃になります。