意外と知らない、ついやりがちな掃除の間違いをピックアップ!専門家にNGポイントを指摘していただきました。掃除にまつわる誤った“昔の常識”も、これを機会にアップデートしちゃいましょう!

意外と知らない、やりがちな間違いはたくさんある!

【×】天気のいい日はベランダを、雨の日は室内の掃除をする

雨の日は室内の掃除をする
すべての画像を見る(全4枚)

○…天気のいい日はワックスがけ日和。雨の日ならベランダ掃除がラクにできる

カラッと晴れて乾きやすい日は、フローリングのワックスがけや水気が苦手な畳のふき掃除に最適。逆に、雨なら傘を差してベランダの掃除を。雨水を利用して掃除ができ、仕上げも雨におまかせ。マンションなら下の家への影響を気にせず掃除できます

【×】ホコリで目詰まりした網戸は、住居用洗剤をスプレーしてふき取る

○…いきなり洗剤をつけると汚れがダマに。ホコリは必ず乾いた状態で落とす

ホコリにいきなり水分をつけるとダマになり、ふき取りが大変。ホコリは乾いた状態で落とします。ブラシでホコリをかき出し、洗剤液をかたく絞ったぞうきんで汚れをふき、仕上げぶきを。網戸の向こう側に新聞紙を当て、ホコリを掃除機で吸うのもラク

【×】押し入れの換気をするときは、戸を片方ずつあけて風を通す

戸を片方ずつあけて風を通す

○…片方ずつあけると、空気が追い出しにくい。換気は戸を真ん中に寄せて行う

押し入れの換気は、扇風機で風を送り込みながら湿った空気を追い出すのがコツ。戸を片側に寄せてしまうと空気の出口がないので、換気の効果が期待できません。戸を真ん中に寄せて入口と出口をつくってから風を送り込めば、まんべんなく行き渡ります

【×】入浴後、熱いシャワーで飛び散った石けんカスなどを流す

○…熱いシャワーでカビが繁殖する環境に。温度を下げ、水分をふき取って換気を

壁や床に飛び散った石けんカスは、熱いシャワーで流すとよく落ちますが、そのままでは高温多湿になり、カビが好む環境に。40℃くらいのシャワーで洗い流したあとは、水に切り替えて温度を下げます。クロスで水気をふき取り、換気扇を回すのも習慣に

【×】バスタブはひと晩残り湯につけ置きしてから掃除する

ひと晩残り湯につけ置きしてから掃除する

○…つけ置きすると汚れがこびりつき、逆効果。入浴後、温かいうちに掃除する

バスタブに残り湯をためてひと晩おくと、汚れがはりつき、かえって掃除が大変。入浴後、湯が温かいうちに掃除します。湯を抜きながら、皮脂がつきやすい水位線や底の四すみ、汚れが集まる排水口回りをスポンジでよくこすり洗いするようにして

【×】トイレのにおいは便器の縁裏につくので、便器内を掃除すればOK

○…壁の下側や床にも飛び散りが。便器回りもまめに掃除すると、におい予防に

トイレににおいが残るおもな原因は、尿の飛び散りなど。便器の縁裏につくのはもちろん、壁の下の方や便器と床の境目など広範囲に飛んでいます。周囲も掃除して、においの予防を。水ぶきで汚れを落とし、消毒用エタノールをスプレーすればスッキリ!

【×】古くなった服やタオルをカットし窓の水ぶきに使う

服やタオルをカットし窓の水ぶきに使う

○…切り口の繊維くずやケバが窓ガラスに付着。身近なものを使うなら新聞紙で

窓ガラスの軽い汚れは洗剤を使わず水で十分。ただし、Tシャツやタオルをカットしたものでふくと、繊維やケバがつきがちです。紙の質が窓ふきにうってつけの新聞紙なら、ガラスに水をスプレーしてふけば、汚れをうまく吸着してくれます

【×】子どもが家具にはったシールは、水でふやかしてはがす

○…水で濡らすと接着剤の跡で汚れてしまう。ドライヤーの熱風でゆるめてからはがす

水ではシールの接着剤にきかず、跡が残ってしまいます。ドライヤーの熱風を3分ぐらい当て、接着剤をゆるませてはがす方が正解です。接着剤が残ったら、洗剤に含まれる界面活性剤が効果的。水で洗剤を薄めたものをボロ布につけ、ふき取って