男子3人(小学2年生、年長、2歳)の子育て真っ盛りのマルサイです。
年が明けてますます寒くなってきましたが、私、なぜだか今年の冬はそれほど寒さを感じておりません。毎年1、2月は冷えからくる頭痛があったり手足がいつも冷たかったり、なんとなく体調が優れず疲れやすいのが特徴的でした。
今年は例年以上に忙しく休憩時間もまともにとれないような生活ですが、体調は万全、手足もポカポカ。身体の冷えもほとんど感じません。これまでの冬と今年の冬の決定的な違いはいったいなんだろう? と考えていたところ、ハッと気がつきました。「子どもと散歩をしなくなったんだ!」と。
長男が生まれてから長らく続いた午前中のお散歩生活。雨の日も風の日も雪の日も子どもと散歩した毎日。頬に触れる桜の花びら。セミの声。落ち葉や霜柱を踏みしめる感触。春夏秋冬を五感で感じるいきいきとした日々…。そんななか、寒空の下で凍えそうになりながら子どもの遊びにつき合った真冬の思い出は、とくに心に残っています。
寒かった公園通いに、終止符が打たれた!
子どもがお砂場遊びにどっぷりとはまってしまった日は、2時間近く地べたに座り込み、歯をガチガチ鳴らしながら氷のように冷たい砂で山をつくり、お昼近くなると空腹も重なり、そのうえ身体の芯まですっかり冷えきって、ブルブル震えながら半分遭難状態で家路についたものでした。
すべての画像を見る(全2枚)三男の入園が、そんな毎日にピリオドを打ちました。「三男くんが入園したら寂しくなるでしょう?」とよく聞かれましたが、体調がイマイチでも天候が悪くても、大型犬の散歩のごとく子どもを外に連れ出す日々がこれで終わるのかと思ったとき、めちゃうれしかったです(本音)。
たとえるならば高校の卒業式、楽しい毎日が終わってしまう寂しさの反面「これから先、死ぬまで持久走しなくていいんだ!」とうれしくてガッツポーズしたときのあの気持ち(持久走、本当につらかったんです)。
冷え込んだ寒い朝、バス停で二男と三男を見送り「去年の冬は、このあとそのまま三男と公園に行ってたんだよなぁ~。どんなに防寒対策しても寒くて仕方なかったな〜」と思い返しながら、床暖房のきいた暖かい部屋に戻ったときの至福っぷりといったら…! 歓喜に包まれた18歳の春と同じ気持ちが毎日よみがえる、38歳の冬です。
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【イラスト・文/マルサイ】
小学1年生、年中、2歳の男子3人と夫の5人家族。男の子あるあるや家族のほのぼの話を描いた絵日記をインスタグラムmaru_saiで発信。書籍に『男子が3人います。』(大和書房刊)がある