ダンス&ボーカルグループ、三代目J Soul Brothersのメンバーとして活躍する山下健二郎さん。映画『HiGH&LOW』や、放送中のドラマ『漫画みたいにいかない。』に出演するなど、俳優としても活躍しています。そんな山下さんが、2月17日に公開される映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で演じるのは、別れた妻のことを忘れられないバスの運転手・湯浅たもつ。元乃木坂46のメンバーで、女優として活躍する深川麻衣さんの相手役です。映画の公開に合わせ、俳優とダンサー、それぞれの魅力から結婚観まで、今思うことを話してもらいました。

山下健二郎さん

ダンサーのギラギラした感じをそぎ落としたナチュラルな僕を見てほしい

「踊っているときとは違う表情の僕を見てほしいと思います」

出演する映画『パンとバスと2度目のハツコイ』について話してくれたのは、三代目J Soul Brothersの山下健二郎さん。山下さんは、ヒロインの初恋相手で、バスの運転手として働くたもつを演じています。

「いつもは『ダンサーたるもの、常にカッコつけなきゃ』と思って、ついギラギラした感じを出しちゃうんです(笑)。そういう部分をそぎ落とし、近所にふらっとパンを買いに来たお父さんみたいなイメージで演じました」

ヒロインは、「ずっと好きでいられるかわからないから」と彼氏のプロポーズを断るような、少し変わった恋愛観の女の子。
「ずっとつき合ってきた彼女にそう言われたら、男としてはショックですよね…。女の人は怖いなあ、と思いました(笑)」

山下さん自身は、どんな結婚観をもっているのでしょうか。
「育った環境も好きなことも違うふたりが一緒に暮らすって、難しいですよね。僕はバス釣りやスニーカー収集が好きですけど、女の人は理解しにくいだろうし(笑)。同じものを好きにならなくても、『こういう人なんだな』って認めてくれればいい。どちらかがガマンしたり、強要するのはダメだと思います」

趣味の釣りは、「もしダンサーになっていなかったら、プロのバス釣り師を目指していた」というほどの腕前。
「19歳のとき、ダンスと釣りの学校、どちらに行くか悩んでダンスを選んだんです。いろいろと親に迷惑をかけたので、ちゃんと続けるためにも、熱くなれるものをやろうと思って。でも今も、休みは必ず釣りに行きますよ。去年は釣りをするために、メキシコまで行きました」

三代目J Soul Brothersの一員として、激しいパフォーマンスを見せるかたわら、俳優としても活躍する山下さん。演技とダンス、それぞれに違ったやりがいがあると言います。
「まったく違う人生を疑似体験できるのが、演技の楽しさ。いろんな役を演じられる“カメレオン俳優”を目指したいです」

一方ダンサーとしては、ライブがもっとも楽しい瞬間だそう。
「ドームで何万人ものお客さんの前で踊れるダンサーになれたことは僕の自慢です。ファミリーで応援してくださる方もいて、とてもうれしくなりますね。ESSE読者の皆さんも、家事や子育てなど、大変だと思いますが、気分転換にぜひライブに来て、ストレス発散して帰ってください。お待ちしています!」

●『パンとバスと2度目のハツコイ

パン屋で働くふみ(深川麻衣)は、ある日、中学時代の初恋相手・湯浅たもつ(山下健二郎)と偶然再会する。ふみはプロポーズされたものの結婚に踏んぎりがつかず、彼氏と別れたばかり。たもつは離婚した元妻のことを忘れられずにいた。モヤモヤした思いを抱えた2人の恋愛模様の行方は…?(イオンシネマで2月17日公開)

【山下健二郎さん】

1985年生まれ、京都府出身。2010年、劇団EXILEのメンバーとなり、同年、ダンス&ボーカルグループ・三代目J Soul Brothersに加入。ドラマ『Love or Not』や映画『HiGH&LOW』シリーズに出演するなど、俳優としても活躍。ドラマ『漫画みたいにいかない。』が放送中