食べ物が傷みやすい時季、お弁当づくりはとくに気を使いたいものです。でも、ご飯とパンについては、おかずほど傷みを気にしない人は意外に多いのでは?お弁当箱の容積を大きく占めるご飯とパン。それだけに、じつはちょっとしたひと手間でおいしさや鮮度にグンと差が出てしまうんです!細菌を繁殖させない、プロのテクを紹介します。
すべての画像を見る(全3枚)ご飯の詰め方
白米は、混ぜご飯やチャーハンに比べると傷みにくいものの、夏はひと工夫するとより安心です。米2合に対し、酢小さじ1と塩小さじ1/2を加えて通常どおりに炊くだけ。ほんのりと酸味と塩気がプラスされ、食べやすさも◎。
混ぜご飯は梅干しや刻んだ甘酢ショウガを加えたり、チャーハンはピーマンやインゲン、ニンジンなど水気が出ない具を使い、カレー粉やソースなどで濃いめに味つけをしましょう。
おにぎりのつくり方
炊きたてのご飯をにぎると冷めにくく、傷みの原因になります。やや冷めた50度くらいのご飯を、ラップを使ってにぎりましょう。
タラコなど生の具やマヨネーズを使った具は避けて。また、のりを巻くとご飯の水分を吸って蒸れ、傷みの原因に。ラップに包み、別々に持っていくのが◎
サンドイッチの詰め方
抗菌効果のある辛子と、水分の浸透を防ぐバターをパンに塗り、レタスなどの生の具材は塩もみして余分な水分をしっかりカット。
ゆで卵+マヨは避け、火がとおったオープンオムレツやソテーしたハムをサンドしてください。