片づけがはかどるように、ものの居場所を決めておくことは大切なこと。でも、しばらくたつとなにが入っているかを忘れてしまったり、家族が元に戻してくれなかったり…など、片づけのお悩みは日々続きます。「収納の仕組みを整えたなら、最後の仕上げに“ラベルはり”を行うと、そんな悩みも解消されますよ」と語るのは、片づけ・収納・インテリアのコーディネートを行う森下純子さん。ラベリングの効果について、実例を元に教えていただきました。
すべての画像を見る(全5枚)見た目にわかりやすく、しかもおしゃれなラベリングがいい!
ラベルは、家族も自分も、ものを探しやすく戻しやすくするための「道しるべ」になります。しかも、インテリアのポイントにもなるので一石二鳥。読みやすくデザインのいいおしゃれなラベルで、散らからない仕組みをつくりましょう!
●引き出しに直接ピタリ!ローマ字読みと男前な黒ラベルでおしゃれ度UP
根強い人気のある男前スタイルでは、黒いラベルがポイントに。引き出しに文字サインがあるだけで、空間がおしゃれに見えるから不思議。
はってはがせる丈夫な手づくりステッカー用のシートを使って、パソコンで簡単にラベルが作成できます。写真は引き出しに直接ラベルをはっている例。よく見ると、ローマ字で書いてあるのがわかりますか? 「くすり」はKUSURI、「習いごと」はNARAIGOTO、「マスク」はMASUKUなど、子どもでも読めるようにローマ字で書くことで、おしゃれさと探しやすさを両立。かっこいい引き出しに大変身です。
●中が見える容器をそろえてラベルをデザイン
日頃よく使うものは、取り出しやすいように出しておきたい! そんなときこそラベルの出番です。容器をそろえて、デザインがすてきなラベルをはって棚に並べておけば、毎日の家事が楽しくなりそうです。洗面所やキッチンで使うものなら、中が見える透明の容器が便利。毎日使うものだからこそ、「容器をそろえて男前黒ラベル」でかっこいい空間にしてみませんか?
●市販のピクトラベルも便利です
最近ではピクト(視覚記号)ラベル専門ショップもあり、いろいろなデザインのラベルがそろっています。家に関する書類なら家のマーク。救急・保険関係なら病院マーク。電池は電池マーク。絵で見てわかるピクトラベルは、子どもでも、ものが探しやすいのでおすすめです。
ラベルがはれないカゴや布製のケース用には、チェーンタイプのネームタグなどをつけてもいいですね。またカインズホームセンターなど、無料で可愛いラベルのテンプレートがダウンロードできるサイトもあり便利です。
●文字ラベルの入った収納で毎日の片づけも楽しく
色が煩雑なオモチャは、入れものをそろえるとお部屋が一気に片づいた雰囲気になります。収納用品を選ぶときに、番号のついたものを選ぶのもいい方法。オモチャ箱をそろえ、文字ラベルをはると、小さな子どもでも数字の勉強をしながら片づけが楽しめます。1番にはぬいぐるみ、2番にはプラレールなど、大まかなルールを子どもと最初に決めておきましょう。
また、市販のラベルライターを一家に1台用意しておくととても便利。2000~3000円台で、持ち運びもできるラベルライターがおすすめです。最近は、黒地ラベルのテープに、白文字で印刷できるタイプもありますので、男前ラベルを気軽に作成できます。また、スマホと連動してBluetoothでつなげるラベルライターもあり、より便利になりました。
おしゃれでかわいいラベルでおうちの中をデザインし、デザイナー気分で暮らしを楽しんでくださいね!