朝から晩まで、今日もやることがたくさん! 家事や育児、仕事に追われて毎日を忙しく過ごしている人も多いですよね。でも、たまにはゆっくり過ごす時間がほしい…のが、本音だったりも。
そこで今回は、時間を上手にやりくりして自分の時間を楽しんでいる人に密着! その秘訣を聞いてみました。
苦手な家事は思いきって手放し、うまれた時間で自分らしく暮らす
3人のお子さんのお母さんでもある水谷妙子さん。整理収納アドバイザーとして忙しい毎日を送るなか、心がけているのは、家事のハードルをなるべく下げて、ひとりで抱え込みすぎないこと。
ときには家族にまかせるなどして家事そのものを手放すことも。
「“家事はこうあるべき”と思い込んでしまうと、自分も家族もつらくなるんですよね。発想を柔軟にすることで、時間に追われず、自分らしく暮らせている気がします」
その結果、うまれたゆとりの時間を、自分の楽しみにあてているという水谷さん。
「ランチ休憩のときや家族が寝たあとに、バラエティ番組や韓流アーティストの動画を観る自分時間が日々の楽しみ」なんだそう。
1日の時間の使い方と、上手な家事の手放し方を教えてもらいました。
<1日のタイムスケジュール>
5:20 夫・子どもが起床
洗濯、保育園準備、朝食づくり
夫と子どもが遊ぶ
7:00 水谷さん起床、身支度
家族そろって朝食
8:05 家族を送り出し、朝ドラを観る
8:25 リビング・ダイニング・トイレの掃除
8:45 仕事
12:00 ランチ、休憩
13:00 仕事再開
16:35 保育園にお迎え
17:30 子どもと一緒にお風呂
18:00 夕食の支度、夕食、片づけ
19:00 洗濯機を回す
子どもの宿題チェック
洗濯物を干す
20:00 寝かしつけ
21:00 自分時間(仕事をすることも)
24:00 就寝
●夫と家事をシフト制にして朝の洗濯と朝食づくりはしない!
水谷家では早起きの夫が朝、水谷さんが夜の家事を担当する完全シフト制。
「朝の洗濯や朝食づくりは夫にまかせています。その分私は朝ゆっくり起きて身支度したり、子どもたちの支度を手伝ったり。余裕をもって行動できるので、その日の予定を頭の中で確認することもできます」
洗濯や朝食づくりのほか、前夜に洗って干した洗濯物を取り込む、前の晩に食洗機で洗った食器を元の場所に戻す、なども夫が担当する朝の家事。時間が余ったら、早く起きる子どもたちと遊びます。
●オモチャの片づけは子どもにまかせて仕組みづくりのみ担当
オモチャは試行錯誤を重ねながら子どもたちが片づけやすいような収納の仕組みやグッズを整え、普段の片づけは本人たちにおまかせ。
「夜寝る前に散らかっていても私が片づけることはしません。そのままにしておき、朝保育園や学校に行く前に元に戻すよう声をかけます」
●帰宅後の片づけも子どもたちが自分で
小学校に通う長女の学用品コーナー。持ち帰ったテストなどのプリントが整理できるスペースを棚に設け、毎週配られる時間割表は壁にかける仕組みに。
子どもたちは脱いだ洗濯物を自分で洗濯機に入れるのが習慣。マスクや靴下などの小さなものは、ほかの服と別にして洗濯ネットの中に。この洗濯ネットも子どもたちが自分でつるします。
なんでもひとりで抱え込んですべてを完璧にこなそう…。そんな真面目気質な人ほど、ゆとりをなくしがち。ときには思考をスイッチして、家事を手放すのもあり。メリハリをつけた時間の使い方で、毎日を自分らしく、楽しく過ごしましょう。