量を減らすように考えていても増えていく代表的なものが、洋服です。家族が多いと余計に管理がしづらくなってしまうもの。

共働きで4人の子育てをしているベリーさんは、洋服を増やさないためにあるルールを決めていると言います。今回は押し入れやクローゼットのものを増やさない方法を教えてもらいました。

衣類
ついつい増えてしまう洋服
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6人家族でもすっきり。服を増やさないためのルール

毎日暮らしていると、気づかない間にものが増えていきますね。一人暮らしでももちろん、家族がいると家族のものもどんどん増えていきます。
わが家は、60平米に夫婦と子ども4人の6人家族です。子どもは保育園児から中学生までいるので、持っているもの、必要なもの、買うもののバリエーションは様々。そんな中でも快適に暮らしているひとつのコツは、「ものの行き先を決めておく」ことだと思っています。

例えば、家族がいると増えやすいもののひとつに、服があります。持っている服は少ない方だとは思いますが、保育園児がふたりいるので保育園での着替えが必要ですし、小4の長女は服が好き。必要な服、好きな服はその時々で買い足します。それでも服があふれないのは、「もう着ないと思った服は、どんどん手放していく」からです。

衣服の「行き先」は、あらかじめ4通り用意しています。

(1) 下の子におさがりする

クローゼット

わが家の場合は、きょうだいがいるので、まずは下の子へのおさがり候補にします。

上の子が着られなくなった服は、クローゼットの中にあるサイズ別に用意している「おさがりBOX」へ入れます。

ただし、状態は良いけれど、下の子の好みに合わない服もあります。その場合は、(2)へ。

(2) メルカリに出品する

箱に衣類など

売る対象に決めた服はとりあえず、クローゼットに常備している「メルカリBOX」(と呼んでいる段ボール)に入れておきます。時間がある時にまとめて出品するようにしています。

ただ、メルカリに出すには手間も送料もかかります。手間や送料がもったいないと思うなら、(3)へ。

(3) 慈善団体へ寄付する

メルカリBOXの横に置いてある「寄付用紙袋」に入れておきます。年に数回、慈善団体へ持ち込むことにしています。

そして、おさがりにもできず、人様にもお譲りできない状態の服は、(4)へ。

(4) ウエスとして再利用

服とはさみ

行き先がなくなった服は、手のひらサイズにカットしてウエス(掃除用の布)に。

棚に家電

ウエスは掃除したい時にすぐ手に取れるよう、キッチンに紙袋を置いてその中に入れておきます。

このように、「もうこの服は着ないな…」と思った服を、その状態によってどうするのか「行き先」を決めておくのです。

子どもの服は、手放すタイミングが分かりやすいです。小さくなって着られなくなったり、穴が空いたりしたら処分を考えます。

●大人の服は「1年着なかったら手放す」の対象に

大人の服の場合は、手放すタイミングが難しいかもしれません。けれど、着ていない服って、じつは結構クローゼットに眠っているものです。1年間まったく着なかったものは、手放し対象の服と言えます。この1年間着なかったものには、理由があります。

肩のラインが微妙に合わない、小さな汚れが気になる、丈が合わず膝がちらちら出るのが気になる…など、なにか理由があって手に取っていないはず。以前はお気に入りだったものでも、1年間着ていない服は手放しましょう。クローゼットがすっきりすると同時に、なんだか気持ちまで軽くなるはずです。

大人の服も、手放すことが決まったら子ども服と同じように処分することができます。量が多いのであれば、宅配買取にお願いして段ボールで一度にたくさん手放し、服の状態によってお金に換えるという選択肢も。

「行き先」をいくつか決めておくだけで、もう着なくなった服が収納スペースを取ることも、よく着る服が埋もれてしまうこともありません。時間がある時にぜひ「行き先」を決めてみてください。きっと気分もすっきりしますよ。