卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。

2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。

今回は、まだまだ暑い日が続くなか、食欲がわかなくても食べやすい卵サラダサンドのレシピと、その卵サラダをきれいに仕上げる秘訣を教えてもらいました。

たまごサラダサンドイッチ
きれいなたまごサラダサンドイッチ
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ちょっとの工夫で卵サラダがきれいに仕上げる

暑いとなかなか食欲がわかなくて、そして夕飯の献立も思いつかなくて…。そんな日々を送っていませんか? 私自身がまさにそうです(笑)。

子どもたちも、なんでも食べたい! 食欲もりもり! というわけではないようなので、揚げ物やしっかりお肉などは避けているわが家の毎日の食卓。

そんな日にとても助かるのがサンドイッチなのですが、やっぱり定番といえば卵サラダサンド。皆さんはどのようにつくっていますか?

●パン屋さん仕込みの卵サラダ

まずは卵をゆでて、殻をむきますよね。ここまではもちろんみんな一緒ですよね、そのあとです。その卵、どのようにつぶしていますか? 卵を2~4個くらいにカットしてボウルに入れて、そのあとスプーンなどでつぶしていますか?

それでももちろん問題ないのですが、今日は「ちょっとした工夫」できれいに仕上がる方法をご紹介します。ちなみにこの卵サラダのつくり方は、パン屋さんで働いていたときに教わった方法です。

【材料(2人分)




・ゆで卵 2個

・マヨネーズ 大さじ2

・塩こしょう お好みで少し

【つくり方】

ゆでたまごを半分に切る

(1) まずはゆで卵を縦半分にカットします。

ゆでたまごの黄身をくりぬいた

(2) そして黄身と白身に分けます、黄身はボウルの中へ。

白身を細かくみじん切りした

(3) 白身は細かくみじん切りにします。ちょっと面倒だな…と感じるかもしれませんが、じつはスプーンでつぶすよりも楽なのですよ。

つぶした黄身とマヨネーズ

(4) ボウルに入れた黄身を軽くつぶしたら、マヨネーズとお好みで塩こしょうを入れてよく混ぜ合わせます。

白身を加える

(5) そこに刻んだ白身を入れて、軽く混ぜ合わせたらきれいな卵サラダのできあがりです。

●パン以外のアレンジも!チキンカツとも相性抜群

たまごサラダサンドの完成

早速パンにはさんでみました! 卵サラダサンド、完成です。

そのほかにもサラダにたっぷりのせていただくのもおいしいですし、この卵サラダに、みじん切りにして水にさらしたタマネギを入れ、鶏胸肉でつくったチキンカツにたっぷりのせていただくのもわが家の定番。チキンカツのときに卵サラダがないとクレームが来るくらいです(笑)。

本当にちょっとしたことですし、じっくり見比べないと気づいてもらえない、なんでもない工夫なのかもしれません。でもこんなちょっとしたことできれいに仕上がってくれるなら、やる気がわいてきませんか?

みなさま、ぜひぜひ一度お試しください。


【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『

パン教室toiro【パンとひとさら】』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!』(主婦と生活社刊)