生活感をカバーしようとものをしまい込んだものの、どこにあるのかわからない、元の場所に戻せない…という人も多いのでは? そんなストレスフルな収納問題を解決したのは、ミニマリストで整理収納アドバイザーのやまぐちせいこさん。無印良品のアイテムを活用したとのことです。どんなアイテムをどのように活用したのか、その収納法を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全10枚)選んだのは無印良品のスケルトンアイテム!中身が見えるので、ものが把握しやすい
今までは生活感を出さないよう、隠す収納にこだわっていたというやまぐちさん。でも、どこになにがあるのかわかりにくかったので、無印良品のアクリルケースやワイヤカゴを使って、中が見える「スケルトン収納」に仕組みを一新。「シンプルなデザインだからオープン収納に組み合わせても雑然としないし、外から見てなにが入っているのかわかりやすいんです」。
●こまかい文具はアクリルケースに
以前は木箱に入れていたという家族共有の文具は、使ったあとにあちこち置きっぱなしのことが多かったそう。そこで無印良品の3段のアクリルケースを導入。「文具を使用頻度順に上から入れています。開けなくても、どこになにがあるのか一目瞭然。家族もしっかり定位置に戻してくれるようになりました」。
上段にはのりとステープラーをイン。
中段にはテープやSDメモリーカードを。
下段にはふせんやシールを収納。
・重なるアクリルケース 横型3段 縦17×横25.5×高さ10cm ¥2500
●メイク用品はペンスタンド&ワイヤカゴに
今までメイク用品はポーチに入れていたというやまぐちさん。「中身がゴチャついて探しにくく、気がつくと汚れていることも多かったので、思いきってポーチをやめ、ワイヤカゴに変更しました」。さらにアクリルのペンスタンドを仕切りに使い、綿棒やファンデーション、アクセサリーを収納。ステンレスペンホルダーにはペンシルやハサミをイン。「立てて入れられるので、片手ですぐ取れて便利。ゴソゴソ探す手間がなくなり、メイクもスムーズにできるようになりました」。
・18―8ステンレスワイヤーバスケット3 縦37×横26×高さ12cm ¥2300、アクリルペンスタンド 縦4.5×横5.5×高さ9cm ¥150、ステンレスペンホルダー・1本用 全長4.8cm ¥315
●重たい紙の収納にもワイヤカゴがおすすめ浅いワイヤカゴを2個使用し、2種類のコピー用紙をそれぞれに入れてスタッキング。「持ち手を内側に入れて重ね使いできるのもこのワイヤカゴのいいところ。網目に指をかければ、スッと引き出せるので、重いものでも力がいりません。残量チェックも簡単です」。
・18―8ステンレスワイヤーバスケット2 縦26×横37×高さ8cm ¥2000
●コード類は浅いファイルボックスに
ポリプロピレンのファイルボックス1個にパソコン1台分のコード類を収納。「ファイルボックスは細かいものを入れると、迷子になることも。最近登場したハーフサイズのファイルボックスなら深すぎず、細かいものが探しやすいんです。半透明だから、ちゃんと戻っているかも確認できます。浅い分、通常のファイルボックスに比べて軽いので、子どもも扱いやすいんです」。
・ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・1/2 縦32×横10×高さ12cm ¥390
●ワイヤカゴはさびにくいので、水回りでも活躍!
ワイヤカゴを洗面所に置き、洗濯カゴとして活用中のやまぐちさん。同じものを3つ使用し、まだ着るもの、色もの、白物で分類しています。「中が見えるので、洗濯量や洗うタイミングが把握しやすいです」。
・18―8ステンレスワイヤーバスケット5 縦37×横26×高さ24cm ¥2900
●生活感が出がちなものはワイヤカゴでカバー
食品のストックは色が鮮やかで、生活感が出がち。「生活感を隠しつつ、家族にもわかりやすい収納にしたかったので、ここにもワイヤカゴを。ほかのカゴに比べて目が細かく、ほどよく生活感をカバーしつつ、中身が見える絶妙なデザイン。在庫のチェックもすぐできます」。右から、鍋敷き類、粉もの&乾物、お菓子、コーヒー豆を収納。
・18―8ステンレスワイヤーバスケット3 縦37×横26×高さ12cm ¥2300
ワイヤカゴやアクリルケースなど、無印良品のスケルトンアイテムを使うことで、探しやすく、元に戻しやすい収納が可能に。家族の「あれどこ?」もなくなります。
ESSE新年特大号では、このほかにもさまざまな無印良品のアイテムを活用したテクニックを紹介しています。使いにくさを感じている場所から、参考にしてみましょう。