外食中に食べ物のシミをつけてしまうこと、ありませんか? とっさにレストランの濡れおしぼりでふきがちですが、それはNG。じつは、おしぼりに含まれる成分によっては、服が色落ちすることもあるのです。また、濡らしたティッシュでふくのもNG。シミがどんどん広がってしまいます。出先でシミをつけてしまったときは、乾いたティッシュで水分だけ取り、シミ抜き作業は帰宅後にするのが正解です。

そんな食べこぼしのシミに効果てきめんなのが、今、テレビや雑誌で話題の「魔法水」。
考案したのは、“シミ抜きの神様”と呼ばれ、日本全国だけでなく、海外からも依頼が殺到する茨城にあるクリーニング店の店主・横倉靖幸さん。だれでも家庭で色落ちや生地へのダメージを心配せずにシミ抜きができるよう、絶妙の配合を考えました。

魔法水
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ケチャップ、カレー、赤ワイン…色の濃いシミもきれいに!

「魔法水」は、食べ物などの色素の強いシミや油分の多いシミをはじめ、汗ジミのような時間がたってしまったシミにも効果を発揮します。

●ケチャップやミートソースのシミ

ケチャップやミートソースのシミ

●カレーのシミ

カレーのシミ

●赤ワインのシミ

赤ワインのシミ

●血液のシミ

血液のシミ

●汗ジミ

汗ジミ

ほかにも、しょうゆ、ドレッシング、ステーキソース、チョコレート、コーヒー、カフェオレ、紅茶、緑茶、尿などもきれいに落とせます。

家にある材料3つを混ぜるだけ!簡単、魔法水のつくり方!

「魔法水」の材料は3つ。色素を壊す「液体の酸素系漂白剤」、漂白効果を高める「重曹」、シミの再付着を防ぐ「食器用中性洗剤」を混ぜるだけ。

【つくり方】

酸素系漂白剤に重曹を加える

(1)ボウルに液体の酸素系漂白剤小さじ3を入れ、重曹小さじ1を加える。

食器用中性洗剤

(2)食器用中性洗剤を3滴加える。

歯ブラシで混ぜる

(3)歯ブラシで5回混ぜ合わせる。

「魔法水」は、酸素系漂白剤と重曹が化学反応するときにシミを落とすので、混ぜるのは5回程度にとどめましょう。かき混ぜすぎると、効果がなくってしまうので注意。つくったら、3時間以内に使いきるようにします。

横倉さんの著書『魔法水でシミが落ちる!』では、ほかにも、男性用スクラブ入り洗顔料やアルコールジェルで落とすシミ抜き法をご紹介。「シミ抜きの神様」が教える神ワザで、あきらめていた衣類がよみがえります。