外出自粛でシャンプーの回数が減っているかもしれません。しかし、ケアを怠ると髪と地肌に悪影響が!
健やかな髪のためには清潔な頭皮の維持と、ダメージの原因となる紫外線対策を行うことが大事です。

髪・頭皮ケアに詳しい美香さんに、正しいケア方法を伺いました。

海を前に帽子をかぶった女性
夏の正しいヘアケア方法
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夏が終わると髪のダメージが気になる

「外出自粛でシャンプーの回数が減っていませんか? ケアを怠ると髪と地肌に悪影響です」と話すのは、毛髪診断士の美香さん。

「頭皮は顔の2~3倍も汗かき。そこに紫外線が当たると酸化が進んで頭皮環境が悪化。髪を生み出す毛髪サイクルが乱れて健康的な髪が育ちにくくなります。健やかな髪のためには清潔な頭皮の維持と、ダメージの原因となる紫外線対策を行うこと。毎日のケアで髪が変わりますよ」

イラスト女性鏡の前で帽子をかぶる

<POINT>

・シャンプーは毎日して清潔な頭皮をキープ!
・外出前後のケアで、ダメージを最小限に

<私はこうしてます!>外出するときは必ず帽子をかぶる(神奈川県・31歳)

顔の日やけ防止も兼ねて、外出するときはつばの広い帽子をかぶっています。

プロの回答「〇」:帽子は紫外線対策に有効! 洗えるものを選んで

紫外線を手っ取り早く遮断できるのが帽子。
「帽子は髪のUV対策には有効です。ただし蒸れると頭皮に雑菌が増える原因にもなるので、夜は必ずシャンプーを。また、帽子は風通しのいい素材を選ぶか、洗える素材を選んでこまめに洗濯をしましょう」(美香さん)

【帽子がかぶれないとき】頭皮や髪に少しでも紫外線が当たらない工夫を

イラスト髪の分け目に綿棒女性

髪の分け目は、綿棒を使って日やけ止めを塗るのがおすすめ。髪に使えるUVカットスプレーをかけるか、髪をまとめて紫外線が当たる面積を小さくすると◎。

<私はこうしてます!>髪がさらに傷むから夏はドライヤーをかけません!(東京都・38歳)

髪がやけた日はドライヤーの熱で髪が傷みそう…。自然乾燥して寝ています。

プロの回答「×」:濡れたままの方が髪が傷む原因に

濡れた状態は髪と頭皮に悪影響。
「濡れたまま寝ると髪が摩擦で傷み、また頭皮に雑菌が繁殖してにおいの原因にもなるので必ず乾かして。ドライヤーは低温にすると乾燥を防げて快適。最後は冷風を上から当てるとキューティクルが締まってツヤ髪に」(美香さん)

●日やけあとのシャンプーのコツ

1.洗う前に頭皮に美容オイルを塗る

シャンプー前に頭皮に天然の美容オイルをつけ、指の腹でマッサージ。乾いた頭皮にうるおいを与えることで頭皮の弾力性が高まります。

2.38℃以下のお湯で洗う

お湯の温度が高いと必要な皮脂が奪われ、頭皮の乾燥につながります。夏は38℃くらいが快適でおすすめです。

3.洗ったあとは頭皮を保湿

シャンプー後はとくに頭皮が乾燥気味。頭皮も顔と同様、乾燥はトラブルの原因になるので頭皮用ローションなどで保湿を忘れずに。

●紫外線ダメージから守る!ヘアケアアイテム

Dianヘアマスク
集中補修に

浸透性の高いアルガンオイルとプラチナケラチンが、傷んだ髪を補修してツヤ髪に。

・モイストダイアンパーフェクトビューティーエクストラシャインヘアマスク150g ¥968(ネイチャーラボ)

ヘアレシピライスオイル
マルチに使える!

希少な国産ライスオイルが、日本人のかたくて厚い髪にも浸透。ダメージを根本からケア。

・ヘアレシピ和の実さらとろライスオイル53ml ¥2200〈価格は編集部調べ〉(P&G)

UVスプレー
手軽なスプレー

髪や頭皮、手が届きにくい背中にも便利なスプレータイプ。べタつかずさらっと使える。

・サンカット®プロテクトUVスプレーSPF50+・PA++++60g ¥732〈価格は編集部調べ〉(コーセーコスメポート)

キュレル泡シャンプー
低刺激で優しい

乾燥性敏感肌のための泡シャンプー。豊かな泡で髪と頭皮を優しく洗い上げます。

・キュレル泡シャンプー〈医薬部外品〉480ml ¥1540〈価格は編集部調べ〉(花王)