野菜の下ごしらえのなかでも、ちょっと面倒なのが“みじん切り”。とはいえ、使用頻度や価格のことを考えると、みじん切り器を買うかどうかも悩みどころですよね…。 そこで、SNSなどでも簡単にみじん切りができる! と話題の、ダイソー「ハンドル野菜カッター(330円)」をフード系の資格を複数取得し、食に詳しいライターの高木沙織さんがレポートしてくれました。
すべての画像を見る(全10枚)ダイソー「ハンドル野菜カッター(330円)」が優秀!
100円ショップ・ダイソーのキッチン用品売り場で見つけた「ハンドル野菜カッター」は、3枚の刃を取り付けた容器に野菜を入れて、ハンドルを引っ張るだけで、面倒なみじん切りができるというもの。
●330円のみじん切り器の実力はいかに…?
こちらが今回試したダイソー 「ハンドル野菜カッター(330円)」。
サイズは、13cm×9cm。容量は記載がなく、独自に測ってみたところ、約300mlと一般的なみじん切り器と比べるとややコンパクト。
気になるのはその使用感とみじん切りの完成度…! 早速、キュウリに使ってみました。
●10回でざっくり、20回で細かなみじん切りが完成!
「ハンドル野菜カッター」は、フタとみじん切りカッター、ボウルの3つのパーツに分けることができます。
【使い方】
まずボウルに刃をセットします。
続いて、ゴロッと切った食材を容器の半分以下まで入れて、フタの突起を刃に繋げます。
あとは、しっかりとフタを閉めたら本体を手で押さえ、ハンドルを素早く引っ張るだけ。
ハンドルは軽快にシャッシャッと引っ張ることができて、刃もテンポよく回転。野菜が刻まれている手応えもしっかりとあります。また、本体の底には滑り止めリングが付いているので、安定した状態でハンドルを引っ張ることができます。
ここまでは、一般的なみじん切り器と比較しても遜色ありません。
10回ほどハンドルを引っ張ったあとのキュウリは少しざっくりとした印象がありますが、食感を残したいときには、このくらいでもいいですよね。
そこからまたハンドルを引き、トータル20回程度引いてみたところ…
理想的な細かなみじん切りが完成。水っぽくなく、大きさにムラのないキレイな仕上がりは、正直に言うと期待以上です!
コツは、途中で中断し、フタを押さえた状態で容器を上下に振ること。食材を動かすことで、均一にカットできました。また、一度に食材を入れすぎないというのも、まんべんなくカットするためのポイントです。
●ニンジンなどの少し硬さのある野菜にも使える!
そのほかにも…
タマネギやキャベツもこのとおり。
※キュウリは1本、タマネギは1/2個、キャベツは2~3枚が1度にカットできる大体の目安です。
ニンジンのような硬さのある野菜では、若干刃の回転しにくさを感じたものの、問題なくみじん切りにすることができました。
これを使えば、ハンバーグやコールスローサラダ、ギョーザづくりもグッと時短が叶うし、パーツのばらし方も簡単なので、洗うときの手間もかかりません。
野菜が飛び散ったり、まな板が汚れたり、それに香りが強い食材の場合は手にニオイが移ったりしてしまうのが、いつものみじん切り。なにより時間がかかるし、面倒くさい。それが、簡単・ラクラク。ものの数10秒で、汚れもニオイも気にせずにカットできてしまうのはやっぱりいいですよね。
「ハンドル野菜カッター」なら330円という値段で、この使用感。試しに購入してみても、後悔は少ないのではないでしょうか。ただ、人気商品のようでなかなか見かけることが難しい可能性も…! 見つけた際にはぜひ手に取ってみては?