食品のストックや調理家電など、キッチンで使うさまざまなものをまとめて置けるパントリー。9年前に家を建てた日刊住まいライターは、パントリーをつくってよかったと満足しているものの、実際に使ってみて、少しだけ後悔している点もある、といいます。どんなパントリーなのか、どんなことを後悔しているのか、詳しく語ります。

キッチンの一角にあるパントリー
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目次:

いろいろなものをラフに置けるパントリーがほしいもっと大きなパントリーにしてもよかった?高さを変えられるダボレール&扉つきにしてよかった引き違い戸は真ん中に置いたものが取り出しにくい後悔ポイントはあるものの、パントリーをつくってよかった

いろいろなものをラフに置けるパントリーがほしい

キッチン周辺の間取り図

家づくりの際、いろいろなものをラフに置いておけるパントリーをつくりたいと希望しました。キッチン背面には飾り棚つきの食器棚があります。

キッチンから近い場所にあったほうが出し入れがしやすそう、でもダイニングやリビングで使うものも置きたい、と希望した結果、このような配置になりました。

もっと大きなパントリーにしてもよかった?

パントリーの扉を開けたところ

扉は引き違いになっており、高さは200㎝、幅110㎝とそれほど大きくはありません。上段はおもに普段使いの食器の収納に使っていて、水筒やタンブラーなど高さのあるものは最上段の棚に収めています。ちなみにデザイン性の高い食器や、よく使う食器はパントリーではなくキッチン背面の飾り棚へ。

水筒類を収納している棚

最上段の棚は、高さのあるものを置けるので水筒やタンブラーを収納。以前はこうしたものの収納場所が定まらず、キッチンに出しっぱなしになりがちだったので、とても助かっています。

もっと大きなパントリーにすればよかったかな、と思うこともありますが、実際に使う食器の数は限られています。衣替えをするように季節ごとに食器を見直して、新しいものを買うときはなにかを処分することで、増やしすぎずないように気をつけています。

高さを変えられるダボレール&扉つきにしてよかった

パントリーの最下段に置いた新聞ストッカー

最下段にはおもに書類や日用品、文房具など、家族で共有して使うものを収納しています。新聞のストックもここへ。また、かさばるホットプレートもここへ。ブルーノとプリンセスのホットプレートを横に並べて収納できるので出し入れもしやすいです。

ダボレールが入っているので、高さを自由に変えられるのも安心感があります。また、扉を閉めてしまえば生活感を隠せるので、扉つきにしてよかったと感じています。

引き違い戸は真ん中に置いたものが取り出しにくい

書類は無印のボックスにまとめて収納

子どもに関する書類やレシピなどは、無印良品のポリプロピレンファイルボックスにまとめて収納。ゴミ袋もこのファイルボックスに入れてあるので、キッチンのゴミ箱の袋替えもスムーズに行うことができています。

ちょっとだけ残念なのは、引き違い戸なので、パントリーの真ん中に置いたものが取り出しにくいこと。引き戸ではなく開き戸にのほうが取り出しやすかったのかな、と思うこともありますが、使用頻度を考えて配置することでうまくやりくりしています。

後悔ポイントはあるものの、パントリーをつくってよかった

最下段におやつやインスタント食品をストック

最下段には子どもたちのおやつやインスタントの食品などもストックしています。コロナ禍で食品を多めにストックする機会が増えたので、こうしたスペースがあってよかったと感じています。

やわらかい無印良品のポリエチレンケースにまとめているので子どもたちも扱いやすく、安全に出し入れができます。

食器類を収納している棚

サイズや扉のタイプなど、ちょっとだけ後悔しているポイントはありますが、このパントリーがあるおかげでキッチンやダイニングに雑多なものが出しっぱなしになるのを防げているので、つくってよかったと実感しています。