水回りをおしゃれな雰囲気にしたいと、モザイクタイルを使う人が増えています。しかし、毎日使っていると、目地の汚れが目立つようになり、掃除が大変なのが難点。9年前に家を建てた日刊住まいライターも、洗面台にモザイクタイルを使用。使っているうちに、目地の汚れや黄ばみが気になり悪戦苦闘。そしてたどりついたのが、修正液のようなペンタイプの塗料「目地クリーン」でした。実際に使ってみると、目地が新築当時と同じ白さになり感動。さっそくレポートします。
すべての画像を見る(全8枚)モザイクタイルを採用するだけで、特別な空間になる洗面台
わが家の洗面台に採用したのは、一辺が2.5㎝の青味がかかった小ぶりのタイル。TOTOの丸型の洗面ボールと組み合わせました。
タイル選びはサンプルで小さなもので見るのと、広範囲で取りつけた場合とでは、大きく印象も変わります。そこで、あまり主張しすぎないカラーのものを選びました。
実際に施工してもらったときには「なんてすてきなんだろう」と感動。タイルの光沢も清潔感があって、汚れてもふき取ればいいのかなくらいに思っていました。
目地の汚れは、クエン酸や重曹を使っても十分にきれいにならず
予想通りタイルについた汚れもふき取るだけで落ちますが、問題は目地の汚れでした。
建って間もない数年は、あまり気にならなかったのですが、使っているうちに目地の汚れが目立つように。そして、気づいた時には「しまった!」と思うほど黒ずみが発生。目地にはホコリもたまりやすく、長時間放っておくとふき取るだけでは落ちません。
少しでも掃除をおこたると、目地の汚れはすぐに黒ずみに変わります。さらに水アカもなかなか取れない状態に。手洗いや歯磨きあとの水はねをそのままにしていたことが、原因だったようです。
お掃除で万能なウタマロクリーナーを試したこともありましたが、効果はあまり感じられない結果に。研磨剤も使ったことがありましたが、汚れに応じてクエン酸や重曹を使い分けて歯ブラシ等で汚れを落とす方がベターだなと思いました。
タイルのサイズにもよりますが、大きいブラシだと目地をしっかり掃除できないので歯ブラシの大きさがぴったり。
ゴシゴシと磨いたらぞうきんやタオルでふき取る、を繰り返すとある程度きれいになります。
ホコリがたまると見た目が悪いだけでなく掃除もしにくいし、一度ついた水アカは落とすのに苦労します。できるだけ毎日飛び散った水や目地にたまったホコリをふき取っていました。
たどり着いたのが「目地クリーン」。目地の黄ばみが真っ白に
掃除はしたものの9年も毎日使っていたこともあって、一部目地が黄ばんでいるところがあります。こすったりオキシクリーンや漂白剤など使ったりしても、なかなか取れません。
そして最後にたどり着いたのが、東山工業の「目地クリーン」(容量8g入り、550円・税込み)です。
ペンタイプの修正液のような仕組み。ペン先が角型になっていて、目地に沿って白いインクを簡単に目地に塗れます。
「汚れを落とす」という根本的な解決にはなりませんが、インキには防カビ剤が配合されているので、防カビの効果も期待できます。
今までは、黄ばみや黒ずみのある場所と、汚れの少ない白い場所の差が気になっていたのですが、目地クリーンをペンでなぞるように軽く塗っていくと統一された白さに。
近くで見るとやや塗った感がありますが、長年掃除に苦戦してきたのがうそのよう。10年近く使用した洗面台が、きれいになり大満足です。
モザイクタイルのオリジナリティあふれる雰囲気は、9年たった今も気にいっています。お手入れとメンテナンスをしながら、大事に使っていきたいと思っています。