「今年こそ貯めようと思ったのに、できていない!」という人は、月ごとにまとめた予想される出費&おトクな情報をまとめた「お金カレンダー」を見て、しっかり意識してやりくりを心がけてみませんか? 一年の折り返し地点に来ている今こそ改善を!

監修してくれたのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんです。

7月:家族がそろう夏休みはレジャー費を計画的に使って

お出かけが多い夏休みは、レジャー費の予算を決めることが肝心。
「大きなレジャー費は、年間で予算を決めましょう。仮に年間予算が10万円なら、ゴールデンウィーク2万円、夏休み5万円、冬休み3万円などと振り分け、予算に合わせて行き先を決めれば使いすぎません」(横山さん)
公共施設などを最大限使い、予算をきちんと守って。

●<支出>夏休みのレジャーの予算:3万6783円

夏のレジャー
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夏のレジャーでもっとも多いのが、家族そろってのお出かけ。子どもと一緒に出かける回数は平均2.9回、総予算が3万円以内の家庭が全体の約7割。1回当たりの予算は1万5908円。

※東京サマーランド「小学生の夏休みに関する調査」(2014年)夏休みに子どもと出かけるレジャーの総予算より

●<おトクなチャンス>スキー・スノボ用品のセール

オフシーズンで需要がないうえ、新作モデルが出る前なので、通常の半額など大幅値下げが続々。中古品を売る人はシーズン前がいいでしょう。
たとえばデジカメは6~7月にかけて新製品が出始めるため、型落ちのモデルが値下げに。機能はあまり変わらない場合が多いので、おトク!

8月:子どもが家にいるので外食代、教育費を抑える努力を

夏休みで子どもが家にいる8月は、外食代が増えがち。
「おかずやご飯を多めにつくりおきしておけば、自然と外食も減ってきます。また、レストラン風の料理を再現して“おうち外食”を家族で楽しんでも」(丸山さん)

子どもが中学生になると、塾の夏季講習で教育費もアップ。予算を決め、親子で話し合って選択していきましょう。

●<支出>帰省 1世帯当たり:2万319円

帰省費用の平均は、クルマを使う人は1万7265円、鉄道の人は4万527円、飛行機の人は6万5656円に。鉄道や飛行機を使う人は、早割チケットを買うなど早めの対策を。

※ソニー損害保険「お盆の帰省に関する調査」(2017年)お盆の帰省にかかる費用の全体平均より

●<支出>夏季講習

夏期講習

かかる費用は、子どもの学年、一斉指導か個別指導かなどで変わりますが、小~中学生の場合、短期なら1~3万円程度。

長期や受講するコマ数が多い場合は、10~30万円超えも。

●<おトクなチャンス>夏服のセール

デパートでは7月下旬からセールが始まり、日がたつにつれ割引率もアップ。トレンドに関係なく、長く着られる定番の洋服を来年の夏用に購入するのがおすすめ。
ネットショップでは6月下旬から始まっている場合も。

9月:夏休み後、生活が落ち着いたら家を整理し日用雑費を引き締め

子どもが学校に戻り、暑さもやわらぐ9月は家じゅうの在庫チェックに向いています。
「収納棚の日用品を全部出して、なにがいくつあるかリストをつくって。重複買いが減って出費が引き締まります」(横山さん)

財布のなかも大掃除して、使わないカードは処分。
「よく利用する店のカードだけを残せば、ポイントが貯まっておトクです」(丸山さん)

●<支出>敬老の日

3000~5000円のプレゼントがもっとも多い価格帯。もらってうれしいプレゼントの1位は手紙。プレゼントには手紙を添えて渡して。

※オウチーノ編集部「『敬老の日』に関するアンケート調査」(2015年)より

●<支出>秋の行楽

秋の行楽

シルバーウィークというほど長い休みはありませんが、3連休があるのでお出かけ予算をとっておいて。

8月より宿泊代などが少し安くなるこの時期に、遅めの夏休みをとっても。

●<おトクなチャンス>春夏モデルの型落ち家電のセール

白物家電(冷蔵庫や洗濯機など)は、ボーナス商戦に向けて10月に新製品が出るため、9月は型落ちモデルの価格がダウンする傾向が。

●<おトクなチャンス>レジャー用品のセール

夏が終わって、キャンプ用品などがセールに。平均で20~30%は安くなるので、買いそろえるならこの時期を狙いましょう。