今年こそ確実に貯金したい!というエッセ読者の声に応えて、家計再生コンサルタントの横山光昭さん監修のもと、「お金カレンダー」をつくりました。月ごとにまとめた予想される出費&おトクな情報をしっかり意識してやりくりを実践すれば、貯め上手に! 今回紹介するのは1月から3月まで。ぜひ家計管理に役立ててください!
1月:年の始まりにしっかりプランを立てて
一年の始まりは、新たな気持ちで家計をスタート! まずは、貯金目標を立てましょう。
「毎月いくら、ボーナスからいくらと決めてもいいし、『5年後にハワイ旅行』『10年後にマンション購入』など、実現したい夢を家族で話し合うのもおすすめ。やる気が倍増します」と横山さん。
貯金方法は、先取りが鉄則。貯金するお金を、あらかじめ収入から差し引いて確保しておくことが大切です。貯金リストをつくって定期的に増減をチェックすれば、モチベーションをキープしやすくなります。
「新年会などで支出が増えやすい時期なので、残ったお金でやりくりできるように、家計簿やレシートで支出を見直す習慣をつけましょう」
●<支出>お年玉:1世帯当たりの支払総額:2万8362円
帰省などで家族や親族が集まることが多いお正月、お年玉にかかる金額は全体で2万8386円になるという調査結果もあります。事前に、あげる相手と金額を決めて準備をして。
※住信SBIネット銀行「お年玉に関するアンケート調査」(2016年)の平均支出総額より
●<支出>新年会:1回当たりの予算4312円
すべての画像を見る(全2枚)
新年会の1回当たりの予算は「5000円~6000円未満」(29.2%)と「3000円~4000円未満」(25.6%)が多く、平均すると4,376円に。「たとえば、飲み会は月2回、といったルールをつくるのがおすすめ」(横山さん)。
※ホットペッパーグルメリサーチセンター「忘年会・新年会についてのカスタマーアンケート」(2017年)1回当たりの予算より
●<支出>子どもの受験料:私立高校の受験料1万5830円
受験のピークは2月ですが、受験料はそれより前の申込時に必要になるので、はやめに準備を。ちなみに、公立高校は一律2200円です。
私立の学校の受験料平均額幼稚園:2469円
小学校:1万7049円
中学校:1万7901円
高校:1万5936円
※文部科学省「平成28年度私立高等学校等授業料の調査」(2016年)私立高等学校等の受験料平均額より
●<おトクなチャンス>冬服のセール
在庫処分でセールを行うショップが多数。この時期に、来年の冬用のコートやダウンを買っておくのがおすすめです。
●<おトクなチャンス>春休みの旅行の早割
航空券は、早く予約するほどおトク! 75日前なら最大半額以下に。レジャー施設のチケットは、金券ショップをチェック。
2月:光熱費がアップするため、暖房や入浴で節約を心がけて
寒さが厳しい2月は、暖房代節約が貯金キープのカギ。電気の契約アンペアを見直したり、シャワーに節水ヘッドをつけてガス代カットの工夫を。
●<支出>水道光熱費の高騰:1か月の光熱費7393円アップ
夏の冷房代より冬の暖房代の方が費用がかさみ、8月の水道光熱費平均1万8740円に対して2月は2万8570円。年間を通じた月平均額と比べても、7393円も負担がアップ!
※総務省『家計調査』(2016年)2人以上の世帯の水道光熱費より
●<支出>子どもの入学準備
子どもが4月に入学する人は、準備を開始。制服や体操着など、学校指定のものも多く、小学校から高校は公立でも10~15万円程度は必要。入学先の学校の目安を調べて準備を。
●<おトクなチャンス>家電量販店&ドラッグストアの決算セール
家電量販店は交渉次第でポイントアップや値下げが狙える。ドラッグストアも、洗剤などが通常セールより20~30円安くなる。
●<おトクなチャンス>ゴールデンウイークの旅行の早割
航空券は75日前、ホテルも60日前など早い予約で割引が。新幹線も早期予約で最大25~30%割引、最大で50%割引もある。
3月:交際費が増えがち。つき合いにメリハリを
春は歓送迎会のシーズン。職場や学校関係など、すべて出席すると家計の重荷になってしまいます。
「家計から出せる予算を決めて、超えた分は夫婦それぞれのおこづかいでまかないましょう。どうしても出る必要がある会以外は、きっぱりと断る勇気も必要です」。親しいママ友同士なら、持ちよりパーティで会費を抑えるのも手です。
●<支出>送迎会:1回当たりの予算3942円
年々、増加傾向にある歓送迎会への参加。もっとも多いのは会社・仕事関係で全体の36.7%。1回の予算の平均は4006円。ちなみに、お花見の予算の平均は2365円。
※ホットペッパーグルメリサーチセンター「歓送迎会・花見に関する調査」(2017年)歓送迎会の想定金額より
●<支出>引っ越し:1回当たりの費用14万2548円
引っ越し業者に支払う費用がもっとも高くなるのが3月で次が4月。11月、1月、2月なら8万円台ですむ場合も。どうしてもの場合を除き、シーズンオフがおすすめ。
※リクルート住まいカンパニー「引越しに関する実態把握調査」(2012年)引越し会社に払う費用より
●<支出>そのほか
上記のほか、春服の準備や春休みのレジャーにもお金がかかるので、計画的に行動するのがベターです。
●<おトクなチャンス>クルマの決算前セール
在庫があるクルマなら交渉次第で値下げやオプションをつけてもらいやすく、10万円単位の値下げも可能になる。
●<おトクなチャンス>秋冬モデルの型落ち家電のセール
テレビやパソコンは、秋冬モデルの型落ちが2月の決算時期よりもさらに価格ダウン。販売開始時期の半額になる商品もあるので、要チェックを。