コロナの収束も見えず、引き続きテレワークなどで家で過ごす時間が多くなりそうです。そこで、LDKをもっと快適な場所にしてみませんか?家具の位置を変えて広く感じる部屋に。ラグや観葉植物、間接照明などで、殺風景な印象から行けてるインテリア空間に早変わり!今回は、一級建築士のしかまのりこさんに3Dを使って、リビングダイニングをおしゃれにする模様替えを、6つのステップに分けて教えてもらいました。大掃除と一緒に、手軽な模様替えに挑戦する手もアリかも!
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1.手っ取り早く効果があるのは、家具の配置を変える模様替え2.家具の配置を変え+ラグを敷くと、おしゃれ度アップ3.部屋がまだ殺風景な場合は観葉植物が効果的。でも置き方に注意を!4.夜の時間を楽しみたければ 間接照明も有効!5.絵画やポスター、テキスタイルを飾ると部屋に個性が生まれる6.DIYが得意なら、アクセントクロスを貼るのも効果的ビフォーアフターで見ると歴然!まったく違う印象に1.手っ取り早く効果があるのは、家具の配置を変える模様替え
模様替えでいちばん手っ取り早く効果があるものが、「家具の配置変え」です。
コツとしては、リビングダイニングでは、ソファやダイニングテーブルの位置を、個室ではベッドや机の位置を、大胆に変えてみます。
こちらは、模様替え前のリビングダイニングの様子です。ダイニングテーブルとソファが、きちんと並べられていますね。
しかし、ちょっと気分を変えたい!場合は、「家具の配置変え」が簡単で有効です。そこで、さっそくですが、ダイニングテーブルとソファの位置を変えてみました。
家具の配置を変えた、模様替えアフターの様子です。ダイニングテーブルは壁につけてみました。またソファとTVの位置を入れ替えてみました。
もしTVを入れ替えた位置に、TVアンテナがない場合は、Wi-FiやDLNAをつかったTVの視聴方法も検討してください。
家具の配置を変えただけで、見慣れたリビングダイニングがスッキリ広くなりましたね。
イメージも変わり、簡単に気分転換がはかれます。
2.家具の配置を変え+ラグを敷くと、おしゃれ度アップ
さらに模様替えを楽しみたい場合は、床にラグを敷きます。
ラグを敷く場所は、ソファ前とダイニングテーブルの下が一般的です。色の選び方は、床が白系など明るい色であれば濃い色のラグを、反対に、床が濃い色の場合は白や黄色などの明るい色のラグを選ぶとよいでしょう。
ラグは、特に冬場足元の寒さ対策には有効ですが、ハウスダストの温床にもなるので、毎日の掃除機掛けは欠かせません。家族にアレルギーのある方がいる場合は、注意が必要です。
こちらは、ソファの前に、ラグをプラスした様子です。ラグの大きさは様々ですが、ソファの幅やダイニングテーブルの幅に合わせて選ぶと大きすぎず失敗がありません。
ラグを敷いただけでも、かなり部屋はおしゃれになります。
3.部屋がまだ殺風景な場合は観葉植物が効果的。でも置き方に注意を!
部屋がどことなく殺風景な場合は、観葉植物を置くだけでもインテリア性がアップします。
その観葉植物を選ぶ際の注意点は、高さになります。背が高い植物を選びたい場合は、すこし圧迫感が出るため、部屋の対角奥に置きましょう。部屋の奥行きが出て、圧迫感が避けられます。
背の低い植物は、スツールやサイドテーブルなどに載せて飾って。そのまま床に置く場合は、隣接する家具の高さに合わせましょう。
背の高い植物としてはウンベラータやオーガスタ、背の低いものとしては、サンスべリアやスパティフィラムが、育てやすくおすすめ。サンスベリアは、NASAの研究で空気清浄効果に長けた植物であることが分かっています。
先ほどのリビングに、ディフェンバキアカミーラをプラスしてみました。
観葉植物をプラスするだけで、部屋がやさしくなります。
4.夜の時間を楽しみたければ 間接照明も有効!
夜の部屋時間を楽しみたい場合は、間接照明も有効です。
間接照明といっても、フロアライトのようなしっかりした照明から、LEDライトチェーン(ヒモのような形状でコードが目立ちにくい照明)まで様々です。
電源コードが目立つと、部屋の雰囲気は壊れやすくなります。そのため、コードは目立たないようにコンセント近くに照明を置くなどの工夫をしてみましょう。
こちらは、家具の配置を変えたリビングダイニングに、フロアライトをプラスした様子です。
フロアライトはリモコンで明るさを調節できるものにすると、部屋のムードづくりに有効です。
5.絵画やポスター、テキスタイルを飾ると部屋に個性が生まれる
画やポスターを飾ると、部屋はとてもおしゃれになります。
絵やポスターを飾る場所は、自由に自分の感性で見つけて、その壁にフックを取り付けて飾ります。
飾り方は、壁の面積が狭い場合は、比較的大きめの画を1枚飾り、壁が大きい場合は画を数枚組み合わせて飾ります。
賃貸など壁にフックを取り付けられない場合は、壁に立てかけて床においてもよいですね。
こちらのリビングでは、部屋の奥と、TVサイドの壁に画を飾ってみました。
飾る画はポスターでもよいですが、例えば好きなテキスタイルを額縁に入れて飾ってもOKです。画を飾れば、部屋に個性が出て、とてもおしゃれな空間になります。
6.DIYが得意なら、アクセントクロスを貼るのも効果的
賃貸では難しいかと思いますが、市販の壁紙をアクセントクロスとして壁に貼るという方法も。少し上級になりますがDIYができる方は、挑戦するのもアリです。
アクセントクロスを貼る場所は、柱や梁で囲われた壁や、TVやソファなどの家具を置く壁が効果的です。あくまでも「アクセント」なので、部分的に壁の色を変えます。
TVボード後ろと、ソファ後ろの2か所の壁に、薄いブルーグリーンのアクセントクロスを貼ってみました。
選ぶ壁紙の色は、薄いグレーやイエロー・グリーン・ブルーが、どのような空間にもなじみやすく失敗も少ないです。
ビフォーアフターで見ると歴然!まったく違う印象に
最後に、模様替えを行う前と後の状態を、比べてみましょう。
上の3Dはビフォーの様子です。少し圧迫感があり狭い印象のリビングダイニングでしたね。白い壁も寒々しく殺風景でした。
模様替えにより、スッキリ広くなりました。空間もメリハリがついておしゃれに!イメージが明るく変わりました。
キッチンから見た、リビングダイニングのビフォーの様子です。
模様替えしたあとは、おしゃれになって、気分も上がりますね。
今回ご紹介した模様替えアイテムは、ネットショップやホームセンターなどで、簡単に購入できるものです。大掃除のついでに、自分でもできそうな模様替えからトライしてみてはいかがでしょうか?
きっと新鮮な気持ちで、新年を迎えることができますよ!
●教えてくれた人/しかまのりこさん
COLLINO一級建築士事務所主宰。一級建築士、木造・鉄骨造既存建物耐震診断士など、建築に係る重要な資格を多数保有。設計・検査・審査した住戸数は5000軒以上。また、300軒以上のリビング・寝室・子ども部屋の模様替えを行い、模様替えのスペシャリストとしてTVや雑誌でも活躍中