年齢を感じさせない透明感のあるベースメイクは、細かいテクニックが必要だと思われがちです。
でもじつは、“くるくる→ととと→さささっ”の3ステップさえ覚えればOK! しかも、下地もファンデーションも動きが同じでいいんです。
ヘア&メイクアップアーティスト・加藤聖子さんに教わりました。
下地もファンデーションも“くるくる→ととと→さささっ”の3ステップでOK!
まずは下地を“くるくる→ととと→さささっ”でなじませましょう。
すべての画像を見る(全8枚)(1) 頬の内側から外側へ、“くるくる”と円を描くように塗ります。
(2) 人さし指、中指、薬指の3本の指の第二関節までを使って“ととと”とたたき込みます。
(3) 最後に“さささっ”とフェイスラインに軽くなじませます。
●パウダーファンデ―ション:パウダーの適正量は“トントントン”を3回
パウダーファンデをお使いの人は、ファンデの上でスポンジを3回“トントントン” とします。
これで片頬分の適量がとれます。意外と少なくて驚かれるかもしれませんが、今はこのくらい少量のファンデで素肌感を残すのがトレンド。
(1) 片頬を“ととと”と、内から外へスポンジを小刻みに動かしながらたたき込みます。
(2) もう片頬も同様に“ととと”。
(3) スポンジに残ったもので額、あご、鼻先を“ととと”。
(4) 最後にフェイスラインに“さささっ”とのばせば完成です。
●リキッドファンデ―ション:下地と塗り方はまったく同じ!仕上げにフェイスパウダーを重ねましょう
リキッドファンデは、のせる量も3ステップ動作も下地とまったく同じでOK!
最後にファンデを崩れにくくし、きちんと感のある肌に落ち着かせるために、フェイスパウダーをプラスします。パウダーは瞬時にふんわりのせるのがコツです!
(1) “スッスッ”というイメージで、額と鼻筋に直線にブラシを通します。
(2) 顔の半分ずつに、ジグザグを描くようにブラシを動かします。“ザザザッ”というイメージでささっと仕上げましょう。
欠点は“大物”だけコンシーラーでカバーするのが鉄則
素肌感を残すのが透明感のある肌づくりの基本ですが、黒ずんだクマや濃く大きくなったシミがどうしても気になるなら、その部分だけコンシーラーを使います。
ファンデでカバーしようとすると、どうしても厚塗りになってしまうので、コンシーラーでピンポイントにカバーする方が断然キレイに。
●クマはリキッドタイプのコンシーラーがおすすめ
年齢を重ねるにつれ、クマは目頭から斜め下に入りがちに。この部分にのせ、指の腹でトントンと優しくなじませてカバーすれば、第一印象が大きく変わります。
のばしやすいゆるめのリキッドタイプで、チップやブラシになっているコンシーラーがおすすめ。
●シミが気になる方は固形タイプのコンシーラーを
濃く大きなシミだけ、しっかりシミ部分に密着できる固形タイプでカバー。パレット入りはブラシに取り、スティックなら直接シミ部分にのせて。
中心はぼかさず輪郭だけをぼかします。