リノベーション会社とうまく付き合って、自分の思いや望みをうまく伝えるにはどうすればよいのでしょう。明確でわかりやすい言葉選びはもちろん大事ですが、意外にも「自分らしい服装」が、相手にとってヒントになることも。一体どういうことなのでしょうか?元リノベ会社スタッフで、日刊Sumaiライターのandou sayuriさんが、リノベ成功者やリノベデザイナーに取材する中で知った「リノベをスムーズに成功させるツボ」をご紹介します。

目次:

資金計画を関係者内で合意・確定させておくリノベの目的と優先順位を明確にしておく「好き」だけでなく「嫌い」も提示する打ち合わせは自分らしい服装でのぞむ疑問や不満はその場で遠慮せずに伝える

資金計画を関係者内で合意・確定させておく

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リノベをする上で一番大事な「資金」。後々トラブルにならないように、最初にしっかり計画を確定させておきましょう。

両親や親戚から援助を受けるはずが途中で揉めてしまったり、予定していたローンが通らなかったりして、せっかく進んでいたリノベ計画が途中で頓挫してしまうことは珍しくありません。

資金計画についても相談に乗ってくれるリノベ会社が多いので、早いうちに気軽に相談してみましょう。

リノベの目的と優先順位を明確にしておく

あれもこれもと夢は広がるけれど、資金的にすべてを叶えることが難しいことも当然あります。リノベ後の生活で「これはやっておくべきだった」と後悔しないためにも、なぜリノベするのかを考え、やりたいことに優先順位をつけておきましょう。

そのために、まずは理想のライフスタイルを想像して、そこにあるべきものは何かを探りましょう。今の住まいと暮らしを見つめ、不満な点はどこか、どう改善したいかを考えることも大事です。

「好き」だけでなく「嫌い」も提示する

完成後に「こんなイメージじゃなかった…」となるのは避けたいもの。デザイナーとデザインや素材について相談するときには、「好きなデザイン」はもちろん、「嫌いなデザイン」も知らせることをオススメします。

例えば食事を用意するときに、好きなものより嫌いなものを提示される方が失敗しないように、デザイナーは「施主の嫌いなもの=避けるべきもの」も知りたいのです。それらがわかる画像などがあると、より一層スムーズに進みます。

打ち合わせは自分らしい服装でのぞむ

デザイナーは、施主のファッション、メイク、ネイルなどの視覚的な情報からも施主の好みを判断しています。美容師がお客さんの服装を見てスタイルを決めるのと同じですね。

ぜひ、リノベ会社のスタッフとの打ち合わせには自分らしいファッションで行ってみてください。打ち合わせは長時間に及ぶこともあるので、疲れない服装であることも重要です。

疑問や不満はその場で遠慮せずに伝える

リノベは、プランニングから完工まで半年から1年以上かかる長期的なプロジェクト。小さな疑問や不満が、後々大問題に発展してしまうケースもあります。

ちょっとでも「ん?」と思うことがあれば、リノベ会社のスタッフにきちんと伝えましょう。お互いのためにも遠慮は無用です。

リノベ会社とは、リノベ工事が終わった後もアフターメンテナンスなどで長いお付き合いになります。しっかりコミュニケーションを取って良い関係性を築けば、その後の暮らしも楽しく快適になるはずです。

リノベは何度も経験するものではないので、誰でも不安があると思います。ぜひこの5つのツボを押さえて、スムーズにリノベを成功させてくださいね。リノベ会社のスタッフに思いをぶつけて、思い切りリノベを楽しんでください